ウクライナから群馬へ みどり市で避難家族ら歓迎式 5人が住民登録 国際手話で感謝「日本文化学びたい」

2022年6月3日 07時59分

支援金を受け取るウクライナからの避難民5人と、須藤市長(右)=みどり市で

 ロシアによる軍事侵攻を受け、ウクライナから群馬県みどり市に避難している聴覚障害者の家族ら五人の歓迎式が同市役所であった。市から一人十万円の支援金が手渡され、五人が住民登録を済ませたことが報告された。五人は国際手話を通じて「支援してもらい、無事避難できてほっとしている」「日本の文化などさまざまなことを学びたい」などと感謝を伝えた。
 避難してきたのは、首都キーウ(キエフ)に住んでいたボズコ・ボロジミールさん(47)ら五人。うち四人に重度の聴覚障害がある。来日経験があるボズコさんと交流していた市ろう者協会が中心になって支援チームを結成し、五月十九日に来日が実現した。
 五人は同チームのサポートを受けながら市営住宅で生活を始めている。先月三十日にあった歓迎式で、ボズコさんは国際手話を通じ「疲れも取れたので、日本の生活習慣を少しずつ身に付けたい。日本の文化を勉強できるのが楽しみ」と話した。家族で避難したヤネンコ・アンドリーさん(41)は「息子は聞こえて英語で話もできるので、学校へ行かせたい」と思いやり、長男のエゴール君(7つ)は「サッカーチームに入りたい。スイミングもしたい」と伝えた。
 須藤昭男市長は「日本の手話と国際手話とは違いがあり、難しい部分もあったが、しっかりとコミュニケーションが取れるよう取り組む。安心して生活してほしい」と語った。(石井宏昌)

◆伊勢崎市が母子受け入れ 支援金募る

 伊勢崎市は、ウクライナの首都キーウ(キエフ)から避難した母子を受け入れた。
 市によると、避難者はミロノワ・ブラドレナさん(45)とその子ども1人で、避難先のドイツから1日に来日し、市が提供した市営住宅に入居した。市内在住の日本人の知人が身元引受人になった。
 市は生活支援として1人当たり5万円の一時金を支給し、上下水道料金を減免する。音声自動翻訳機を貸し出し、子どもの就学についても相談に応じて支援する。
 広く支援を募るため、支援金の受け入れ口座も開設。振込口座は群馬銀行伊勢崎市役所出張所、普通0214679、伊勢崎市国際交流協会ウクライナ避難民支援募金。(石井宏昌)

関連キーワード


おすすめ情報

群馬の新着

記事一覧