川の一斉清掃で化石発見 海の絶滅哺乳類「デスモスチルス」の仲間か 1800万年前の地層

2022年6月7日 11時28分
 岐阜県瑞浪みずなみ市の土岐川で5日、約1800万年前の地層から哺乳類とみられる骨の化石が発見された。頭部を除く全体が良好な状態で残っており、市化石博物館の安藤佑介学芸員は「脊椎動物化石の大変貴重な資料だ」と話している。

海生のほ乳類とみられる骨の化石=5日、岐阜県瑞浪市釜戸町で(脇阪憲撮影)

 見つかったのは、背骨や腰骨、大腿だいたい骨など。頭骨を除く全長は1.8メートル。均等な間隔で並んだ肋骨ろっこつ、前肢とみられる部位も残っていた。安藤学芸員によると、この地が浅い海だったことを示す地層で見つかったことや、足の骨があることから、市内で1898年に頭骨が発見された4本足の海生の絶滅哺乳類「デスモスチルス」の仲間と推測され、「頭部も地中に埋まっている可能性が高い」としている。
 化石は、地元住民による川の一斉清掃に参加した有我ありが高司さん(66)が発見した。幼いころに川で化石を探して遊んでいたという有我さんは「これほど立派な化石があるとは」と驚いていた。
 瑞浪市周辺には2000万〜1500万年前の湖や海でできた地層が広く分布し、当時生息していた貝、魚、哺乳類など1500種の化石が出ている。

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