心弾む「ルルルなビール」前橋の地元産果物など原料に 醸造所開業へ資金募る

2022年6月8日 08時09分

内装工事が進む店舗の前に立つ竹内さん。手ぬぐいに描かれたロゴは「ル」をモチーフにした=前橋市で

 前橋市でクラフトビールの醸造所を開業しようと、市内のコピーライター竹内躍人(やくと)さん(33)が準備を進めている。銘柄は「ルルルなビール」。地元産の果物などを原料に用い、飲めばルルルと楽しくなるビールを造る。10月に中心街で開業し、11月には店で醸造したビールを販売する見込みだ。(池田知之)
 竹内さんは青森県むつ市出身で、高崎経済大への進学を機に群馬へ。前橋市のFM局などに勤務し、市内で飲食イベントの開催などに携わってきた。
 二〇一九年夏、「るなぱあく」が愛称の遊園地「前橋市中央児童遊園」のイベントに参加し、前橋産のブルーベリーと梨を用いた特製のビールを外部のメーカーに依頼して販売。ビールは好評だったため、自らもクラフトビール事業の開始を決意し、東京都足立区と三重県伊勢市のメーカーで醸造技術などを学んだ。
 ビールの銘柄は、「るなぱあく」の「るな」から引用し、語感も明るい気持ちにさせるため、「ルルルなビール」と名付けた。原料には、前橋産の果物やホップの他、地元の酒蔵の酒かす、コーヒー豆などを検討している。
 特に好きなのは酸味のあるサワーエールで「暑い前橋に合うさっぱりしたビールになれば」。苦味が特徴のIPAや、香り豊かなペールエールなども造る予定で、それぞれに「前橋っていいねとか、群馬に来たなと感じられる名前を付けたい」と話す。
 店舗は前橋市本町にあり、二階建ての建物を改装中だ。一階は醸造に使うタンクなどの設備を置き、二階はビールを提供する飲食フロアにする。三重県産のカキフライなども提供する予定。竹内さんは「ビールが燃料となり、地域の人を活性化させられるような存在になりたい」と意気込む。
 資金調達のクラウドファンディング(CF)を三十日まで実施している。返礼品は店でビールを飲める権利や特製手ぬぐいなど。CFのサイトは「ルルルなビール クラウドファンディング」で検索できる。

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