東京メトロ南北線延伸のルート案公表 白金高輪から品川 2030年代半ば開業目標 計画中の環状4号などの地下経由

2022年6月9日 06時00分
 東京都は、東京メトロ南北線を白金高輪駅(港区)から分岐・延伸し、品川駅(同)につなげる路線のルート素案を明らかにした。整備中の環状4号も含めて都道の地下を利用するため、大きく湾曲したルートとなり、両駅間は2・8キロ。途中駅は設けない。開業は2030年代半ばを目指す。
 白金高輪駅から品川駅へは、南東へ直線で1・7キロほど。だが素案ではいったん南西に進んだ後、Uターンのようなカーブを描いて東を向き、品川駅に至る。
 都によると、白金高輪駅から南西へ敷設済みの約300メートルの留置線を活用しつつ、民有地を避けて主に都道「目黒通り」「環状4号」の下を通すため、湾曲ルートにしたという。環状4号の該当区間は19年から用地取得を進めている。掘削はシールドマシンを使う。
 ルートは地下鉄の白金台駅や高輪台駅をかすめるが、両駅には止まらない。東海道新幹線に加えて将来はリニア中央新幹線が発着、羽田空港へのアクセス拠点でもある品川駅へ都心部からの速達性を重視した形だ。六本木一丁目(南北線)―品川(JRなど)の所要時間は今より10分短縮され、9分となる見込み。品川駅ホームは、国道15号の地下に建設する。
 南北線の延伸は国土交通省が今年3月に許可した。建設費は人件費の高騰などで従来想定の800億円を上回る、1310億円を見込む。都と東京メトロは17日に港区で、18日に品川区で、素案の地元説明会を開く。(梅野光春)

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