任期1年が慣例 墨田区議会 同意なく議長職継続を問題視 自民が不信任決議案検討

2022年6月9日 06時39分
 東京都の墨田区議会の木内清議長(67)=九期目=が慣例の任期一年を超えて議長職にとどまっていることを最大会派の「区議会自民党」が問題視し、十三日開会の六月議会に不信任決議案を提出する方向で調整していることが分かった。
 地方自治法は、正副議長の任期を議員の任期(四年)と規定する。ただ、区議会事務局によると、議長は最大会派から選び一年で交代するのが長年の慣例となっている。木内氏は区議会自民党に所属していた昨年五月に議長に選ばれた。
 同会派幹事長の佐藤篤区議によると、慣例の一年を超えて議長を続けるには会派内の区議の四分の三以上の同意が必要。しかし木内氏は手続きを拒否したため先月、会派から除名された。佐藤区議は「手続きを踏まずに議長を続けたいというのは独善的で、理屈が通らない」と批判する。
 木内氏は一九九六年、二〇一〇年にも議長を務めた。現在は一人会派「すみだ」に所属。取材に「区民に対する責任を果たすためにも議長をもう一年やる決意だ」と述べた。不信任決議案は出席議員の過半数の賛成で可決されるが、法的拘束力を持たない。(三宅千智)

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