回転ずしスシロー、ウニやカニ在庫ないのに「おとり広告」 600店舗の9割以上 消費者庁が再発防止命令

2022年6月9日 17時13分
スシローの店舗の看板

スシローの店舗の看板

 回転ずし大手「あきんどスシロー」(大阪府吹田市)が昨年9~12月、店舗にウニやカニのすしの在庫がなく、提供できないと分かっていながらテレビCMやインターネット上で広告したなどとして、消費者庁は9日、景品表示法違反(おとり広告)で再発防止を求める措置命令を出した。
 調査した公正取引委員会によると、違反があったのは期間限定で販売した「新物!濃厚うに包み」(110円)「とやま鮨し人考案 新物うに 鮨し人流3種盛り」(528円)「冬の味覚!豪華かにづくし」(858円)の3商品。
 ウニの2商品は発売からわずか5日後の昨年9月13日、既に一時販売中止を決めていたのに、在庫を再確保するめどが立たない間も広告を続けた。カニも昨年11月と12月、終日販売できない店舗があった。全国で展開する約600店舗のうち9割以上が該当した。(共同)
  ◇  ◇
 あきんどスシローは9日、ウェブサイトで消費者庁からの命令に対する「お詫びとお知らせ」を公表した。「お客さまには大変ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」とし、広告表現の見直しや景品表示法に関する研修などの実施で再発防止に取り組むという。
 お詫びとお知らせでは、在庫不足の原因について「予想をはるかに上回るご愛顧」で発生したと説明。店舗で「売切御免」「商品の入荷待ち」などの告知をしたケースはあったが、ウェブ上や店頭での表示の停止が徹底されなかったという。

関連キーワード


おすすめ情報