杉並区長らの出張費返還求めて区民が提訴 緊急事態宣言下の昨年7月に群馬のゴルフ場へ

2022年6月11日 07時04分
杉並区の田中良区長

杉並区の田中良区長

 昨年七月、東京都の緊急事態宣言発令中、杉並区の田中良区長らが区内の経済団体の会合に出席するため群馬県のゴルフ場に出張した問題で、区民が十日、区長に対し、区長や職員に出張費などを返還させるよう求める住民訴訟を東京地裁に起こした。
 提訴したのは、住民監査請求を起こした二十二人。
 訴状では、緊急事態宣言下で外出自粛が呼びかけられる中、ゴルフを目的とした出張を認めたのは、区長としての裁量権の逸脱・乱用であり違法だと指摘している。返還請求の対象は二〇一七年から二〇年の会合の出張旅費も含まれる。
 この問題を巡っては、区民四十一人が三月、「緊急事態宣言下の出張は不要である」として出張費などの返還を求めて住民監査請求をしたが、先月「社会通念に照らして妥当性を欠いているとは言えない」として棄却された。
 同日区内で会見した原告団代表の茂木皓三さんは「住民監査請求で区の倫理性は問題にされなかった。一歩でも踏み込んでくれれば訴訟にはならなかった」と述べた。

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