千代田区のイチョウ伐採 区内の女性が新たに住民監査請求 意見陳述で契約は「無効」と主張

2022年6月11日 07時05分
神田警察通りのイチョウ並木=東京都千代田区で(2022年4月25日撮影)

神田警察通りのイチョウ並木=東京都千代田区で(2022年4月25日撮影)

 東京都千代田区による区道「神田警察通り」のイチョウ伐採計画を巡り、区内の女性(25)が新たに住民監査請求書を区監査委員会に提出し、十日、区役所で女性の意見陳述があった。女性は「工事契約など区議会の議決が区側の事実と異なる説明を基になされたため無効」と主張。費用の支出と即時の工事中止を求めた。
 請求書で女性は、伐採を伴う工事計画や契約について昨年秋の区議会での質疑内容を中心に取り上げた。区側が、街路樹を保存から伐採へと変える大きな整備方針のガイドライン改定をしていたのに説明しなかったことや、それを伝えないまま「(同じ方向で)十年間議論してきた」と説明したこと、事前に聞いた有識者の意見を違った趣旨で説明に使ったことなど「虚偽」を列挙した。
 女性はこの日の陳述で、区が重要な政策決定をする際は住民説明会を行うよう「参画・協働のガイドライン」などで定めているのにしなかったとして「(議決前に)反対もできなかった。私たちにとっていまさらでも何でもない」と訴えた。
 請求は五月十五日付。印東大祐代表監査委員は七月十五日までに監査結果を出すと伝えた。(井上靖史)

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