杉並区議補選が思わぬ活況 各党の参院選候補者が並んでアピール「勝てば弾みがつく」

2022年6月11日 11時07分
区議補選の立候補予定者(左)と並ぶ参院選の立候補予定者

区議補選の立候補予定者(左)と並ぶ参院選の立候補予定者

 12日に告示される東京都杉並区議補欠選挙(被選挙数1)が熱を帯びている。22日公示、7月10日投票が想定される参院選を目前に、東京選挙区(改選数6)の主要政党の立候補予定者が連日、区議補選候補者と一緒に街頭に姿を見せているからだ。普段なら地味になりがちな地方の補選が思わぬ活況を呈している。
 「19日は区議補選の投票日です。皆さんは参院選東京選挙区にも投票できます」。6日朝、JR阿佐ケ谷駅前。政党公認の区議補選立候補予定者は、参院選の投票を呼びかけた。隣には同じ党の参院選立候補予定者の姿があった。互いの名字から一文字を取ったコンビ名を連呼し、知名度アップを狙う。
 区議補選には自民、立憲民主、共産、日本維新の会、都民ファーストの会の公認候補ほか、無所属も含む9人が立候補の準備を進めている。杉並区の人口は約58万人で、都内区市町村で6番目に多い大票田。ある党の関係者は「区議補選で勝てば参院選にも弾みがつく」と意気込む。
 5日にはJR荻窪駅前で別の政党の区議補選と参院選の立候補予定者が一緒に街頭に立っていた。さらに別の党も参院選立候補予定者を投入し、区議補選を盛り上げる。
 一方、政党の支援を受けない無所属陣営は複雑だ。
 ある無所属の立候補予定者は「政党の看板で選ぶ有権者もいるだろうから有利ですよね」とつぶやく。
 候補者を擁立する政治団体代表は「国政政党では党利党略に振り回され、地域住民に寄り添う行政が実現できない。地域の課題を解決する候補者を選んでほしい」と話した。(砂上麻子)

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