観光会社幹部が旅費負担か 秋元容疑者、家族で留寿都村に

2019年12月28日 02時00分
 カジノを含む統合型リゾート(IR)事業を巡る汚職事件で、収賄容疑で逮捕された衆院議員の秋元司容疑者(48)=東京15区=を北海道旅行に誘ったのは、中国企業とともに留寿都(るすつ)村でのIR整備を目指していた観光会社の幹部だったことが、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部は、札幌市の同社本社を家宅捜索。IRへの参入を有利に進めたい意図で旅行代も負担していたとみて、関与の度合いを調べている。
 秋元容疑者は二〇一八年二月中旬、中国企業「500ドットコム」側から、IRへの参入を有利に進めたいとの趣旨と知りながら、北海道への家族旅行代約七十万円相当を負担してもらった疑いが持たれている。関係者によると、秋元容疑者は観光会社幹部から、「スノーリゾートはいかがですか」と誘われ、承諾。その上で「家族も連れて行っていいか」と自ら切り出したという。
 秋元容疑者は家族でスキーをするなどした後、観光会社が運営する留寿都村のホテルに宿泊。ホテル内の宴会場で、観光会社幹部のほか500コムや村、道の関係者らと会食したという。旅行代の一部は幹部が負担したとされる。
 秋元容疑者は逮捕前、本紙の取材に「誘われたから行っただけだ。会食ではIRの話も出たかもしれない」と話していた。

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