想田和弘さん、柏木規与子さん夫妻が夫婦別姓の婚姻届提出も…千代田区は受理せず

2022年6月13日 22時14分
千代田区役所に婚姻届を提出するも不受理となり、記者会見する想田和弘さん㊧と柏木規与子さん

千代田区役所に婚姻届を提出するも不受理となり、記者会見する想田和弘さん㊧と柏木規与子さん

 米ニューヨーク州の法律に基づき、夫婦別姓で結婚した映画監督の想田そうだ和弘さん(52)=岡山県瀬戸内市=と、妻で映画プロデューサーの柏木規与子きよこさん=同=が13日、婚姻後もそれぞれの姓を名乗るとする婚姻届を東京都千代田区に提出した。区は、夫婦同姓を定めた民法などに反するとして受理しなかった。2人は近く、東京家裁に不服を申し立てる。
 2人は1997年に米ニューヨーク州で結婚。日本では2018年6月、婚姻届の夫婦の姓(氏)欄にある「夫の氏」「妻の氏」の両方に印を付けて同区に提出、不受理となった。
 これを受け、2人は婚姻関係の戸籍記載などを求め東京地裁に提訴。昨年4月の判決は、日本でも「婚姻自体は有効に成立している」と認めた。一方で、戸籍の記載は家裁への不服申し立てが適切として退け、その後確定した。
 2人は、地裁判決で婚姻が有効とされたことから、今回も婚姻届の夫婦の姓の両方に印を付けて提出したが、不受理となった。想田さんは「婚姻の事実を戸籍で把握できていない状況は問題だ。僕らが求めているのは同姓、別姓どちらでも選択できること。立法措置を求めたい」と話した。
 想田さんは、海外に住む日本人が最高裁裁判官の国民審査に投票できないことの違憲性が争われた訴訟の原告の一人。この訴訟は先月25日の最高裁判決で現行の国民審査法を「違憲」とした。(奥野斐)

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