秋元容疑者側に講演料200万円 中国企業から

2019年12月27日 16時00分
 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業を巡る汚職事件で、収賄容疑で逮捕された衆院議員の秋元司容疑者(48)=東京15区、自民党離党=が二〇一七年八月、那覇市で中国企業が主催したIRのシンポジウムで基調講演した際、中国企業側が秋元容疑者側に講演料として二百万円を支払っていたことが、関係者への取材で分かった。
 秋元容疑者はシンポの三日後、IR担当の内閣府副大臣に就任することが内定しており、当初は五十万円が予定されていた講演料は、祝儀の意味合いで四倍に跳ね上がったという。東京地検特捜部は、中国企業側が担当副大臣から有利な取り計らいを受けたいとの趣旨で、高額な講演料を支払ったとみている。
 秋元容疑者は逮捕前の本紙の取材に、講演料の受領を否定していた。
 中国企業「500ドットコム」は一七年七月に日本に進出。同年八月四日に那覇市でシンポを開き、経営トップと秋元容疑者が講演した。
 関係者によると講演は、同社元顧問の仲里勝憲容疑者(47)が、旧知の間柄だった秋元容疑者の元政策秘書に依頼して実現した。講演料は元秘書が一一年に設立した芸能関係の会社の口座に振り込まれたという。秋元容疑者は一時、芸能関係会社の顧問を務めていた。
 秋元容疑者は逮捕前、本紙の取材に、講演した経緯について「元政策秘書から『講演する人を探してほしい』と相談されたが、IRに詳しい他の議員が忙しそうだったので、仕方なくボランティアで引き受けた」と話していた。
 芸能関係会社との関連については、「一三年までは顧問料をもらっていたが、以降は全く金銭を受け取っていない」と説明していた。

関連キーワード


おすすめ情報

社会の新着

記事一覧