杉並区長選告示 現職に2新人挑む

2022年6月14日 07時09分
 東京都杉並区長選は十二日告示され、いずれも無所属で、新人の元区議の田中裕太郎さん(46)、四期目を目指す現職の田中良さん(61)、新人の公共政策研究者の岸本聡子さん(47)=立憲民主、共産、れいわ新選組、社民、生活者ネット推薦=の三人が立候補を届け出た。
 投票は十九日午前七時〜午後八時に区内六十七カ所で行われ、二十日午前八時四十分から荻窪体育館で開票される。期日前投票は十八日まで午前八時半から午後八時に区役所など区内十四カ所で。十一日現在の選挙人名簿登録者数は四十八万六千七百三人。
 各候補の第一声は次の通り。=↑から届け出順。(砂上麻子、井上靖史)

<立候補者の第一声>

◆「区長公用車廃止する」
田中裕太郎(たなか・ゆうたろう)さん 46 無新

団体職員・劇団主宰(元)区議・幼稚園職員▽学習院大中退
 午前十一時半、杉並区和田の選挙事務所で第一声。「現在の区長の公私混同、税金の無駄づかい、区民や議会の意見を聞かない姿勢は改めなければいけないと強く感じている」と批判。
 その上で、「区政私物化の温床とかしてしまった区長公用車をきっぱりと廃止する」と言い切った。
 そして、区民の声に耳を傾ける区長を目指したいと抱負を述べた。
 「とりわけ自分の意見に逆らう、自分と違う意見に耳を傾けないといけない。多くの人が納得できる答えをつくるのが区長の仕事だ」と力強く語った。

◆「区民福祉向上が使命」
田中良(たなか・りょう)さん 61 無現<3>


区長(元)都議長・区議・テレビ東京社員▽明大
 正午、JR西荻窪駅前の出陣式で第一声。配布したビラに「区民福祉の向上こそ最大の使命」と記し、「保育園の待機児童は五年連続で解消させ、特別養護老人ホームも千床増やした。実質的に待機者を解消した」と三期の実績を並べた。
 最大の障壁となる事業用地の確保は「国や都などに掛け合って財産交換した」などと手法を紹介。「大声を出せば増えるほど簡単ではない」とアピールした。
 医療や介護費用が膨らむ将来も見据え、「子や孫の世代も恩恵を受けられるよう責任を自覚して背負っていく覚悟だ」と強調した。

◆「命と暮らしを最優先」
岸本聡子(きしもと・さとこ)さん 47 無新=立共れ社ネ


公共政策研究者・NGO研究員▽日大
 午後一時半、JR阿佐ケ谷駅前で第一声。「杉並区初の女性区長を」と書かれたのぼり旗を背に「コロナ禍と物価上昇でみな大変な思いをしている。区は財政調整基金を使って区民の命と暮らしを守るべきだ。お金を使う優先順位を変えていきたい」と声を上げた。
 国際政策シンクタンクの研究員で「公共政策の専門家」と自己紹介。透明な区政には情報公開が最重要とし、廃止になった区立施設について「経過が不透明。調べたい」と訴えた。情報を区民と共有し「街づくりや防災、環境対策など一緒に進めたい」と強調した。

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