勝浦&鴨川 久々海水浴の夏 観光客期待 来月16日〜8月21日 勝浦は花火も 旭の飯岡、砂たまり再開できず

2022年6月15日 08時07分

コロナ前は例年にぎわった守谷海水浴場=千葉県勝浦市で(同市提供)

 梅雨入りでじめじめした日が続き、気持ちが晴れない人には朗報かもしれない。ここ数年、新型コロナの影響で開設されなかった県内の海水浴場だが、今年はその多くでオープンの見通しとなっている。感染状況が落ち着いていることが要因。ただ、中には、コロナとは全く関係ない理由で、開設を見送る所もあるようだ。(山本哲正、堀場達)
 千葉県勝浦市は一日、市内の海水浴場を三年ぶりに開設すると発表した。県内有数の海水浴場で、市は観光客誘致に期待をかける。
 市内には、勝浦中央、鵜原(うばら)、守谷(もりや)、興津(おきつ)と四つの海水浴場がある。二〇一九年度は計約十九万七千人を入れ込み、県内市町村別ではトップだった。
 コロナ対策で二年間開設しなかったが、今回は国や県などが示す感染防止対策ガイドラインなどに基づいて対策を取り、七月十六日〜八月二十一日の三十七日間開く。
 今後の感染状況や安全面の確保が難しい場合は、開設しないこともあるというが、土屋元(はじめ)市長は「ここのところ来られなかった分、来たい方もいて、十九万、二十万人と来ていただけるのではないか」と見通しを語った。
 市によると、関係各区に開設への了解は得ているという。土屋市長は「二年間の閉鎖で経済への影響があった。重症化リスク(の変化)などを考えて、理解を示してくれているのではないかと推察している」と話す。
 また市は、三年ぶりとなる夏の花火の開催も発表。八月十二〜十五日の午後七時十五分から、勝浦中央海岸で、各日七十五発を打ち上げる。荒天中止。短時間、少数のため「かつうら若潮花火」と題し、例年の呼称から「大会」の文字を削った。
 鴨川市も、前原、城崎など市内五つの海水浴場を七月十六日〜八月二十一日、開設する。
 混雑状況をホームページやSNSで情報発信し、監視員を配置するなど感染防止対策を取るという。
 同市の海水浴場は、新型コロナにより二〇年は開かず、二一年は四カ所で開いたが、緊急事態宣言が出たため、期間は七月二十二日〜八月一日に短縮された。
 一方、旭市も海水浴場の開設準備を進めてはいるが、飯岡海水浴場については再開を見送る。海岸浸食対策が奏功して、砂がたまりすぎたことが理由だ。
 米本弥一郎市長が、三日の記者会見で明らかにした。市内には二カ所の海水浴場適地があり、今夏は七月下旬に矢指ケ浦で一九年以来、三年ぶりに開設する。しかし、飯岡ではコロナ禍とは無関係の「コンディション不良」のために再開しない。
 米本市長は「飯岡では大量の砂がたい積し、護岸堤の外側部分に遊泳区域を設けざるをえなくなるため」と話した。余分な砂は県が別の海岸に運ぶという。遊泳はできないが、サーフィンや砂遊びは楽しめ、市は飯岡にもライフセーバーを手配する。
 隣の銚子市は、二〇年以降閉鎖していた「銚子マリーナ」「長崎」「海鹿島」の三海水浴場を開設する方針を示している。

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