他人の車の前に割り込み、止まる 「停車行為」も危険運転

2019年12月23日 16時00分
 森雅子法相は二十三日の閣議後記者会見で、自動車運転処罰法に規定する危険運転の構成要件の見直しを、来年一月に開く法制審議会の臨時総会で諮問する方針を明らかにした。他人の車の前に割り込み、自分の車を停車させるような行為は、現行法では危険運転に当たるかどうかで法的に争いがあるため、構成要件として明文化させる。
 森氏は「あおり運転の厳罰化を求める国民の声が高まっていることも踏まえ、しっかりとした対策を講じる必要があると考えている」と述べた。法制審の答申を受け、改正案を早ければ来年の通常国会に提出したい考えだ。
 自動車運転処罰法は「通行妨害の目的で、走行中の車の直前に進入、人や車に著しく接近し、かつ重大な交通の危険を生じさせる速度で運転する」行為などを危険運転と規定している。
 改正検討のきっかけとなったのが、神奈川県大井町で二〇一七年六月、夫婦が死亡した東名高速道路事故。男(28)が夫婦のワゴン車にあおり運転行為を繰り返し、追い越し車線上で車を止めた。停車させられたワゴン車は、後続のトラックに追突された。

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