環境対策「金もうけのチャンス」 吉野さん、企業に行動促す

2019年12月20日 16時00分

記者会見するノーベル化学賞の吉野彰旭化成名誉フェロー=20日午前、東京都千代田区の日本記者クラブで(由木直子撮影)

 ノーベル化学賞を受賞した旭化成の吉野彰(あきら)名誉フェローは二十日、日本記者クラブで記者会見し、地球環境問題について「環境に優しくて安い製品を日本から発信すれば、世界制覇できる。大阪流に言えば、絶好の金もうけのチャンス」と述べ、解決に向け企業がもっと取り組むよう促した。
 吉野さんは授賞式出席のため訪れていたストックホルム滞在中、いくつかの学校を訪問し、自身が開発に貢献したリチウムイオン電池について講演した。
 子どもたちの反応から「地球環境問題は子どもに心理的に悪影響を与えている。安心させるために、こんな世界が近々生まれるというシナリオを示す必要がある」と感じたという。
 リチウムイオン電池が地球環境問題の解決に貢献すると期待されていることについては「持続可能社会が実現しなければ、ノーベル賞を自主返上しないといけない」と述べ、会場の笑いを誘った。

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