富岡町 避難 3月10日一部解除 帰還困難区域初

2019年12月20日 16時00分
 東京電力福島第一原発事故による帰還困難区域が残る福島県富岡町は二十日、JR常磐線夜ノ森駅周辺など一部地区の避難指示を来年三月十日午前六時に解除することで国や県と合意した。政府の原子力災害現地対策本部の松本洋平本部長が富岡町での宮本皓一町長らとの協議後に明らかにした。
 JR東日本は福島県内の常磐線富岡-浪江間で同月十四日の運行再開を目指している。宅地などは引き続き立ち入り制限される。
 年間被ばく線量が五〇ミリシーベルトを超えるとされ、立ち入りが原則禁止となった帰還困難区域の中で避難指示解除の日程が決まったのは初めて。
 宮本町長は同駅周辺で有名な桜並木にも触れ、「三百メートルしか開放できなかったが、解除で五百メートル分増える。町民にも喜ばれる」と話した。松本氏は「除染や自然減衰で放射線量は十分低減しており、解除要件を満たしている」と説明した。
 国は第一原発が立地する双葉、大熊両町については、それぞれ三月四日と五日に、両町内のJR駅周辺など一部地域で避難指示を解除する方向で地元と最終調整している。

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