ウクライナで日本語学ぶ大学生向け 東京外大が無料オンライン講座 侵攻でキャンパス学習困難

2022年6月18日 06時36分

オンラインで日本語などを学ぶウクライナの大学生ら=東京外大提供

 東京外国語大(府中市)が、ウクライナで日本語を学ぶ大学生に向けた無料のオンライン講座を始めた。ロシアの軍事侵攻で、キャンパスでの学習を続けることが難しくなった日本語学科生らを支援する。(宮本隆康)
 ウクライナの大学の日本語学科には、計約八百人の学生が在籍する。休講で学習が中断したり、避難先でオンライン授業を受けたりしている。二〇一七年からウクライナ西部のリビウ国立大に日本語教育と日本教育の拠点を置く東京外大は今年四月、学生らの声を聞いた。学習支援を希望する回答が寄せられたため、二一年度から学外向けに開講するオンラインの日本語講座の活用を決めた。
 有料の講座を、ウクライナの学生は無料で受けられるようにした。現地の日本語学科の教員を通じて受講者を募集し、百五十人近い申し込みがあった。受講者の大半はウクライナ国内に滞在しているが、避難先の近隣国で受講する学生もいるという。
 ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を使い五月末から九月上旬まで、東京外大の日本語教員らが九十分間の授業を、週一回開く。日本語教育はレベルによってコースが分かれ、それぞれ全十五回。日本社会や日本の小説などを学ぶ教養講座は、コースによって全六〜十二回になっている。東京外大の広報担当者は「日本語や日本文化を学ぶウクライナの学生の学習継続を支えていければ」と話している。

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