秋元議員事務所を捜索 IR巡る外為法違反事件

2019年12月19日 16時00分

秋元司衆院議員

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業への日本での参入を目指していた中国企業側が、海外から現金数百万円を不正に持ち込んだ疑いがある外為法違反事件で、東京地検特捜部は十九日、事件の関係先として、自民党の秋元司衆院議員(48)=東京15区=の衆院議員会館の事務所と東京都江東区の地元事務所を家宅捜索した。特捜部は既に秋元氏を任意で事情聴取しており、今後は押収した資料を分析し、秋元氏の関与の有無を調べる。
 秋元氏は今年九月まで約二年間、内閣府副大臣を務め、昨年十月まではIRを担当。これまでの本紙の取材に、中国企業側との関わりを「何の関係もない」と否定している。
 インターネットくじなどを手がけていた中国企業は、二〇一七年七月に日本法人を設立。八月に那覇市でシンポジウムを開き、経営トップが沖縄でのIR参入に意欲をみせた。一八年一月には、IRの誘致を目指していた北海道留寿都(るすつ)村を経営トップらが訪問し、事業主体として名乗りを上げていた観光会社に出資する意向を示した。
 秋元氏は那覇市のシンポに招かれ、IRの展望について基調講演した。関係者によると、一八年二月には留寿都村を訪れ、村や観光会社の幹部らと会食したという。
 特捜部は今月上旬、中国企業の日本法人を家宅捜索。七日には関係先として、秋元氏の元政策秘書と元私設秘書の自宅を捜索していた。十日以降は北海道庁や留寿都村のIR担当部署に出向き、任意で資料提供を受けていた。元秘書や中国企業の日本人元役員ら複数から事情も聴いている。
 秋元氏は、自民党衆院議員の秘書を経て〇四年の参院選で初当選した。一〇年の参院選で落選後、一二年衆院選で東京15区から出馬。小選挙区では落選したものの、比例復活した。現在三期目。

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