衆院選区割り案 相模原、座間両市長 市区の分割 解消を歓迎 有権者は投票先変更で戸惑いも

2022年6月18日 07時04分
 衆院選挙区画定審議会が十六日に岸田文雄首相に勧告した小選挙区の区割り改定案で、神奈川県内では、現行の区割りで発生している市区の分割が解消され、地元の首長から歓迎の声が上がった。一方、有権者はこれまでの投票先と別の選挙区になるケースも見込まれ、戸惑いもうかがわれた。
 相模原市では現在、南区と緑区がともに14、16区に分かれているが、新たな区割り案では緑区と中央区が14区、南区が新設の20区に入り、南、緑両区の分割状態が解消。本村賢太郎市長は「行政区が分割されている現状を解消したいという本市の要望が反映された」などと評価した。
 座間市は市域の大部分が13区、一部が16区に分かれているが、新たな区割り案では一体で新20区に編入される。佐藤弥斗市長は「狭い市域が分割されていることは市民に大変な戸惑いを与え、事務負担も増加していた」と新案を歓迎。有権者について「支持してきた衆院議員に投票できなくなった場合、戸惑う人もいるのでは」と推察した。
 その座間市の大部分が含まれていた13区は自民党の甘利明・前幹事長が地盤とする選挙区で、昨年の衆院選では立憲民主党の太栄志(ひでし)氏に敗れ、比例で復活当選した。甘利氏を支持する座間市の無職男性(78)は「どの選挙区から出るかは議員や党が決めるだろうが、甘利さんに投票できなくなるとしたら寂しい」。
 同市と新たに20区を構成する相模原市南区の主婦(54)は「一票の格差が縮まるのはいいことだと思う。どんな候補者が出るのか分からないが、特に支持する政党はなく、いいと思った人に投票したい」と話した。(村松権主麿)

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