秋元氏事務所捜索に驚き 本人、昨日も「関与ない」

2019年12月19日 16時00分

家宅捜索が入った秋元司衆院議員の事務所前に集まった報道陣=19日午前10時49分、東京都江東区で

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業を巡る不正資金疑惑は十九日、自民党の秋元司衆院議員(48)の事務所の強制捜査に発展した。東京地検特捜部が家宅捜索した東京都江東区の地元事務所近くでは、住民らが驚いた様子。秋元氏は姿を現さなかったが、地元の関係者は本紙に、前日に地元の集まりに顔を見せた秋元氏が「私は一切関与していない」と話していたと証言した。
 特捜部の係官らが十九日午前、捜索に入った江東区東陽の事務所ビル。シャッターが下ろされ、中の様子はうかがえない。
 事務所前には数十人の報道陣が詰め掛け、近所に住む自営業男性(44)は「捜索が入ったんですか」と驚いた表情。「一週間ほど前から報道陣が集まっていて、何かあるのかと思ってはいたけど…」と話した。
 秋元氏の元秘書二人の自宅が今月七日、海外から多額の現金が無届けで持ち込まれた外為法違反事件の関係先として、捜索されたことで浮上した不正疑惑。秋元氏はその後も自身のフェイスブックなどで、地元のもちつき行事に精力的に参加している様子などを発信していた。
 しかし今週に入ると、不正資金の背景には、秋元氏が力を入れているIRにまつわる中国企業の存在があるとの疑惑が新たに浮上。秋元氏自身が特捜部から任意で事情聴取を受けていたことも判明した。
 秋元氏は十八日も地元の集まりに参加。出席した男性によると、秋元氏は自ら「世間をお騒がせしていますが、私は一切関与していません」と発言。帰り際、参加者から「まさか逮捕されませんよね」と聞かれると、毅然(きぜん)と「絶対にあり得ません」と答えたという。
 地元事務所の捜索を受け、衆院議員会館の事務所では、秘書の男性が慌ただしい様子で報道陣に「事実関係を確認中」とだけ語った。約一時間半後、特捜部の係官らが議員会館の事務所にも捜索に入り、扉は固く閉じられた。
 秋元氏の元秘書は取材に「捜索には驚いた。最後まで秋元さんを信じたい」と話した。

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