秋元衆院議員を任意聴取 IR不正資金、関与否定

2019年12月18日 16時00分

秋元司衆院議員

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業への日本での参入を目指していた中国企業側が、海外から現金数百万円を不正に持ち込んだ疑いがある外為法違反事件に絡み、東京地検特捜部が自民党の秋元司衆院議員(48)=東京15区=を任意で事情聴取していたことが、関係者への取材で分かった。
 秋元氏は今年九月まで約二年間、内閣府副大臣を務め、昨年十月まではIRを担当。この事件を巡っては秋元氏の元秘書二人が特捜部から事情を聴かれている。秋元氏はこれまでの本紙の取材に、中国企業側との関わりを「何の関係もない」と否定しており、特捜部にも同様の説明をしたとみられる。
 インターネットくじなどを手がけていた中国企業は、二〇一七年七月に日本法人を設立。八月に那覇市でシンポジウムを開き、経営トップが沖縄でのIR参入に意欲をみせた。
 一八年一月には、IRの誘致を目指していた北海道留寿都(るすつ)村を経営トップらが訪問し、出資したい意向を示した。
 秋元氏がIR担当の内閣府副大臣になったのは一七年八月で、同月の那覇市でのシンポでは基調講演をしている。
 特捜部は今月上旬、中国企業の日本法人を家宅捜索。七日には関係先として、秋元氏の元政策秘書と元私設秘書の自宅を捜索していた。十日以降は北海道庁や留寿都村のIR担当部署に出向き、任意で資料提供を受けたり、事情を聴いたりしている。
 また、秋元氏は一七年八月から一年間、国土交通省の副大臣を兼務。関係者によると、特捜部は国交省から公用車の日報などの任意提出を受けたという。

関連キーワード


おすすめ情報

社会の新着

記事一覧