欧州各国に記録的な熱波襲来 気候変動影響か フランスでは42度、イタリアでは乳牛が高温ストレスに

2022年6月19日 19時31分

スペイン・マドリードの街で猛暑の中、水分補給する男性=AP


 【パリ=谷悠己】欧州各地が6月としては記録的な高温に見舞われている。北アフリカから到来した熱波の影響で、フランスでは18日、最高気温が40度以上となる地点が続出。スペインでは森林火災が拡大している。
 仏気象局によると、仏南西部ビアリッツでは42.9度、同ボルドー近郊カップフェレでは41.9度といずれも観測史上最高を記録。パリは37度だった。仏国内は冷房のない家屋も多く、ボルドー市は市民らが熱中症になるのを防ぐため、冷房設備が整った美術館などを無料開放した。
 スペインでは、ポルトガル国境に近い北西部の山林が2万ヘクタール以上焼けて近隣住民に避難命令が出され、北東部のカタルーニャ州やナバラ州でも複数の火災が発生した。イタリアの農業団体コルディレッティは18日、「乳牛が高温によるストレスを受け牛乳生産が最大で1割減少する恐れがある」との声明を発表した。
 AFP通信は「欧州で熱波到来が繰り返されるのは気候変動の直接的な影響だ」と報じている。

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