東南アジア初の囲碁プロ棋士 マレーシアの16歳とインドネシアの17歳

2019年12月17日 02時00分
 日本棋院は十六日、マレーシア国籍の曽富康(チャンフーカン)さん(16)=写真(右)=と、インドネシア国籍のフィトラ・ラフィフ・シドキさん(17)=同(左)=を来年四月から、プロとして採用すると発表した。囲碁が盛んな東アジアを除けば、外国籍のプロ棋士は欧米出身者が数人いるのみ。両国からは世界初のプロ棋士となる。
 二人はプロ養成機関「院生」に所属し、十~十一月の採用試験でともに九勝五敗と、それぞれ四位と五位の好成績を収め、「外国籍特別採用棋士」の採用条件(勝率五割以上)をクリアした。
 曽さんは中国・上海での幼稚園時代に囲碁を覚え、母国で修業。今年一月に単身で来日し、芝野虎丸名人(20)らを輩出した洪清泉(ほんせいせん)四段(37)の「洪道場」に住み込み、プロを目指した。「夢をかなえられてうれしい。世界一の棋士になりたい」と決意を述べた。
 フィトラさんは、インドネシア人の両親の下に東京都内で生まれ、小金井市の公民館の教室で囲碁を習った。「教えてくださった先生方に感謝したい」と緊張した様子で話した。
 日本棋院によると、マレーシアで囲碁のルールを知る人は約三万人、インドネシアでは約五千人とまだ少ない。二人は「故郷でも囲碁を広めたい」と語った。

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