菓子の空き箱で巧みなアート 横浜・そごう美術館で、はるきるさん作品展

2022年6月21日 07時19分

「ビスコのメカ少年」=いずれも横浜市西区で

 お菓子の空き箱やカップ麺の容器を使ったアート作品が並ぶ「空箱(あきばこ)職人はるきる展」が、横浜駅東口のそごう横浜店六階そごう美術館で開かれている。パッケージの文字やデザインも生かし、技巧をこらしたユニークな立体作品六十四点が来場者を楽しませている。来月三日まで。
 作者のはるきるさんは、祖父母がスーパーマーケットを営んでいたことから、子どもの頃から店のチラシや空き箱を使って戦隊ヒーローが使う剣や変身ベルトなどを作って遊んでいたという。神戸芸術工科大アート・クラフト学科在学中に作品をツイッターで発信して話題を集め、卒業後に本格的に作家活動を始めた。
 制作では「できるだけみんなが知っている商品からイメージが湧きそうな箱」を選び、「商品のイメージを崩さずに作品化」しているという。
 ポテトチップスの箱を使った代表作「プリングルズの紳士たち」は、パッケージに描かれている顔を生かし、色別にキャラクターの性格を設定、ポーズを変えている。「ビスコのメカ少年」は、「おいしくてつよくなる」という商品フレーズから「強くなり過ぎてしまった」とストーリーを発展させ、かわいい顔にたくましいボディーを組み合わせてある。

「プリングルズの紳士たち」を撮影する来場者

 ほかに、ペコちゃんが大人っぽいアイドルになった「ミルキーチョコレートのペコちゃん」、小学生がかっこよく成長した「スタイリッシュなガリガリ君」などの作品も。東京都と逗子市から来た七十代の女性二人は「箱のどこをどう使ったのか、じっくり見ると面白い」と感心していた。
 午前十時〜午後八時。入館料は一般千二百円など。問い合わせは、そごう美術館=電045(465)5515=へ。(吉岡潤)

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