相模原殺傷、来月初公判 公判前整理手続きが終了

2019年12月14日 02時00分
 相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で二〇一六年七月、入所者ら四十五人が殺傷された事件で、横浜地裁(青沼潔裁判長)は十三日、殺人などの罪で起訴された元職員植松聖(さとし)被告(29)の裁判員裁判で、傍聴席の一部を遺族ら関係者席とし、遮蔽(しゃへい)して傍聴人から見えないようにすると明らかにした。
 公判前整理手続きはこの日で終了した。初公判は来年一月八日、判決は三月十六日の予定。
 関係者によると、被害者数が多いことから、傍聴席の三分の一が関係者席となり、傍聴人から見えないよう仕切りで遮る。遺族らの意向に配慮したとみられる。また、遺族らが匿名での審理を望む被害者について、公判では死亡者を「甲A」「甲B」、けが人は「乙A」「乙B」などと呼ぶことも決まっているという。
 地裁は、犯行当時の責任能力の有無や程度が主な争点になることも明らかにした。植松被告は起訴前の精神鑑定で、自分は特権的人間との意識を持つ「自己愛性パーソナリティー障害」と診断され、横浜地検は完全な責任能力があると判断して起訴した。弁護側は公判で、責任能力を争うとみられる。
 起訴状によると、植松被告は一六年七月二十六日未明、入所者の男女を刃物で突き刺すなどして十九人を殺害、二十四人に重軽傷を負わせたとされる。また、結束バンドで廊下の手すりに縛り付けた職員二人を負傷させたとしている。

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