参院選神奈川 県内初の「合併選挙」 改選数4+1、5位当選者は3年後に改選

2022年6月22日 07時31分
 参院選は二十二日、公示される。神奈川選挙区は改選数四に加えて、欠員一の補充を含む五人が当選する「合併選挙」となる。五位当選者は三年後に改選期を迎える上、過去最多の立候補者数が見込まれ、前例のない複雑な選挙戦になる。各陣営は立候補届け出をした後、十八日間の選挙戦に突入する。(志村彰太)
 欠員一は昨年、四年の任期(当時)を残して参院議員が横浜市長選に出馬したことに伴って発生した。公職選挙法では、改選数の四分の一超が欠員になると補選が行われる規定で、神奈川は補選の対象外だった。県選挙管理委員会などによると、参院選の合併選挙は一九五〇年の北海道、六二年の東京、九二年の埼玉に続き四度目で、神奈川では初めて。
 自民、公明、立民の各党陣営は「四位までと五位で扱いが異なる。日本一複雑な選挙だ」「五位は落選と同じと受け止めている」と訴え、上位を狙う。一方、現在議席がない他の野党は「五位でも同じ一議席だ」と食い込みを図る。
 県選管は、投票率が低迷する若い世代に向けた広報を展開する予定。期日前投票所は、三年前より八カ所多い百六十九カ所に開設する。開設期間はそれぞれ異なる。県選管の国吉一夫委員長は「選挙は、主権者としてその意思を政治に反映させることのできる最も重要な機会。積極的に投票するよう期待する」との談話を出した。

◆各党 18日間の訴え

 参院選の公示に合わせ、県内に候補を擁立した国政政党の県組織代表らが、それぞれ談話を寄せた。

自民県連・小泉進次郎会長

 世界情勢は不確実性が極めて高い状態に突入し、物価が高騰している。政治の安定なくして経済社会の回復なし。4位までに2人の公認候補者が当選できるよう総力を結集する。

立民県連・阿部知子代表

 悪化の一途の燃料、物価、光熱費の高騰に、政権は無策。一方で軍事力強化や憲法改正が取り沙汰される。国民の暮らしを守り、平和の再構築を目指し、神奈川県から2議席を目指す。

公明県本部・谷口和史幹事長

 国民の不安を取り除き安心を届けたい。(1)物価高騰から生活を守る(2)平和の構築へ安全保障を強化(3)最先端のがん治療を推進を重点的に訴える。候補は若者の声も形にしてきた。

神奈川維新・金村龍那代表

 改革を進めることのできる唯一の政党として、「身を切る改革」「統治機構改革」「既得権の打破」を実践している。選挙では重点政策の「6つの改革。そして成長」を伝える。

共産県委員会・田母神悟委員長

 「敵基地攻撃」「軍事費2倍」「核共有」など戦争につながる道でなく、9条を生かした外交努力で平和をつくる道を訴える。物価高騰のなか、暮らし応援の政治を訴える。

国民県連・小粥康弘代表

 政権批判ばかりではなく、積極的な政策提案で課題解決を目指す。「給料を上げる。国を守る」をスローガンに、経済と生活に資する具体的な政策、日本の将来ビジョンを示していく。

社民県連・金子豊貴男幹事長

 社会保障費を削り、軍事費を倍増させ、敵基地攻撃能力保有を叫ぶ、違憲の姿勢に反対する。消費税を3年間ゼロにして生活再建の呼び水にする。ミサイルよりも生活が優先だ。

NHK党・立花孝志党首

 NHKは国民から受信料を徴収しているのに、既得権に迎合している。スクランブル放送の実現に向け、さまざまな業界の真実の悪に立ち向かう有志と共に、選挙を精いっぱい戦う。

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