埼玉・川越のネットカフェ立てこもり 逮捕の男「人生に嫌気が差した」 10年前にも愛知県で同様の事件

2022年6月22日 23時03分
立てこもり事件があったインターネットカフェ=埼玉県川越市脇田新町で

立てこもり事件があったインターネットカフェ=埼玉県川越市脇田新町で

  21日午後10時ごろ、埼玉県川越市脇田新町のインターネットカフェ「快活CLUB川越脇田新町店」で、客の男が女性店員を人質にとって個室に立てこもった。県警は約5時間後の22日未明に突入。男を逮捕監禁容疑で現行犯逮捕し、女性を保護した。女性はけがをしているが、命に別条はないという。
 逮捕されたのは住所、職業不詳の長久保浩二容疑者(42)。逮捕容疑では21日午後10時〜22日午前3時15分ごろ、店内の鍵がかかった個室に女性店員(22)を監禁したとされる。
 長久保容疑者は2012年11月、愛知県豊川市の豊川信用金庫蔵子ぞうし支店で職員と客計5人を人質に約13時間立てこもる事件を起こし、13年に懲役9年の刑が確定して服役した。捜査関係者によると、今回の逮捕後の調べに「人生に嫌気が差した」などと供述しているという。
 県警によると、長久保容疑者は21日午前に客として入店。午後9時55分ごろ、自室の隣の個室を清掃していた女性を襲い、中から鍵をかけて立てこもった。約10分後に別の店員が110番した。
 個室は広さが2畳足らずで、窓がなく室内の様子を確認できないため、捜査員は備え付けのインターホンでやりとりした。長久保容疑者は水などを要求した以外は「うるせえ」などと説得に応じなかったが、22日午前3時15分ごろ、ドアを開けた隙に捜査員が室内に突入して取り押さえた。逮捕時にカッターナイフ1本を所持していた。
 愛知県の事件の1審で長久保容疑者を担当した弁護士は本紙の取材に「裁判後に連絡は取っていないが、また立てこもり事件を起こしたと知り、残念な思い」と語った。

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