参院選栃木 公示 現新6人 熱戦火ぶた

2022年6月23日 07時57分
 参院選は二十二日公示され、栃木選挙区(改選数一)には、共産党新人の岡村恵子さん(68)、立憲民主党新人の板倉京さん(55)、三選を目指す自民党現職の上野通子さん(64)=公明党推薦、政治団体「参政党」新人の大隈広郷さん(52)、日本維新の会新人の大久保裕美さん(45)、NHK党新人の高橋真佐子さん(57)の計六人が立候補を届け出て、七月十日の投票に向けて熱戦の火ぶたを切った。各候補者は県内各地での出陣式や街頭演説で、有権者に主張を届けた。(小川直人、梅村武史、萩原誠)

◇各候補 初日の訴え(届け出順)

◆岡村恵子(おかむら・けいこ)さん (68) 共新
「暮らし守る政治へ転換の時」

 岡村さんは午後、宇都宮市陽東の大型ショッピングモール前でマイクを握り、「戦争か、平和か。暮らしを守る政治へ転換の時だ」と訴えた。
 ロシアのウクライナ侵攻に触れ、防衛費拡張をにらむ与党を批判。物価高騰など厳しい国民生活については「大企業にしっかり課税し、消費税を緊急に5%に引き下げ、最低賃金千五百円に。人が当たり前に暮らせる社会を」と語った。

◆板倉京(いたくら・みやこ)さん (55) 立新
 「困っている人に税金を使う」

 板倉さんは、宇都宮市内の中心街の街頭で出陣式。税理士の経験から、法人税や所得税を減税して消費税に頼る現状を「大企業、富裕層に忖度(そんたく)した税制」と批判。消費税減税を掲げ「人口減対策や医療・福祉、本当に困っている人のために税金を使う本来の姿を取り戻す」と訴えた。党所属国会議員や連合栃木幹部らも応援演説に立ち「税に詳しい税理士の国会議員は貴重だ」とアピールした。

◆上野通子(うえの・みちこ)さん (64) 自現<2> 「公」
 「教育は国の根幹。人へ投資を」

 上野さんは、県内の衆院全5区それぞれで出陣式。日光市で開いた2区出陣式には地元選出の国会議員や市町長、公明の県議らが駆け付け「文科行政のスペシャリストだ」などと応援した。上野さんは「教育は国の根幹。人への投資をやらせてほしい」と支持を呼びかけた。岸田政権が打ち出す「新しい資本主義」の主役は地方だと主張、地方のIT・デジタル化を進めるとも訴えた。

◆大隈広郷(おおくま・ひろさと)さん (52) 諸新
 「個性、発想認め合う教育推進」

 宇都宮市竹林町の選挙事務所で第一声を上げた大隈さんは「社会問題をともに学び、考え、行動する新しい政治を実現する」と力を込めた。
 最重点政策として教育を掲げる。「子どもの個性、自由な発想を認め合う教育を推進する」と語り、義務教育学校と選択できる「探究型フリースクール」設置を提案した。さらに食の安全、外国資本から日本を守る政策の必要性も訴えた。

◆大久保裕美(おおくぼ・ゆみ)さん (45) 維新
 「多くの声聞き課題の解決を」

 大久保さんは、地元の日光市に構えた事務所前で出陣式に臨んだ。母子の産後ケアや運動指導に携わった経験を強調し、子育て支援や教育の無償化などの政策を示した。その上で「誰より体力はあると思うし、へこたれない。多くの人の声を聞いて課題を洗い出して解決につなげたい」と力を込めた。元衆院議員ら参加者は「少子高齢化対策にはこの人しかいない」と後押しした。

◆高橋真佐子(たかはし・まさこ)さん (57) N新
 「年金受給者の受信料無料化」

 高橋さんは午前十一時、JR宇都宮駅西口デッキ上で「NHKのスクランブル放送実現を第一に訴える。見ない人は受信料を払わない、見る人は払うという公平な制度に変える」と第一声。さらに「年金受給生活をしている人の受信料無料化を実現させたい」と訴えた。選挙期間中、交流サイト(SNS)を活用して政策を訴えるといい、初日は宇都宮市内を中心にポスターを張って回った。

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