1号機原子炉底部の堆積物は厚さ1メートル前後、デブリ含み広範囲に 東電福島第一原発

2022年6月23日 18時00分
右奥に見えるのが配管のふた。その周辺に堆積物が広範囲に確認されている=東京電力福島第一原発1号機原子炉内で(国際廃炉研究開発機構、日立GEニュークリア・エナジー提供)

右奥に見えるのが配管のふた。その周辺に堆積物が広範囲に確認されている=東京電力福島第一原発1号機原子炉内で(国際廃炉研究開発機構、日立GEニュークリア・エナジー提供)

 東京電力は23日、福島第一原発1号機原子炉格納容器内の水中ロボット調査の結果、底部に確認されている塊状の堆積物の一部は幅2メートルの範囲で厚さが約0.8~1メートルあると発表した。その上に粉状や泥状の堆積物が数センチ積もっているという。堆積物は事故で溶け落ちた核燃料(デブリ)を含んでいることが確実で、厚さは今後の取り出しに向けた工法や機器の開発に向けた重要な情報になる。
 東電によると、超音波の反射を利用して堆積物の厚さを測る調査を7~11日に実施し、格納容器底部の13カ所で測定した。そのうち、核燃料が入っていた圧力容器の底部につながる開口部と格納容器の配管のふたの間の1カ所の結果を先行して発表した。
 東電の広報担当者は堆積物について「空洞があるかなどは分かっていない」と話した。残り12カ所の結果は随時公表するという。
 1号機内部調査は2月に開始。圧力容器底部につながる開口部付近を中心にデブリとみられる堆積物が広範囲に広がっていることや、開口部付近の土台でコンクリートが溶けて鉄筋がむき出しとなり損傷が激しいことが確認されている。(小川慎一、小野沢健太)

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