G7とNATOが26日から相次ぎ首脳会合 対ロシアで結束確認 日本などアジア大洋州諸国を巻き込み

2022年6月23日 18時40分
ドイツ・ミッテンバルトで22日、G7サミット開催に向け、検問を実施するドイツ警察=AP

ドイツ・ミッテンバルトで22日、G7サミット開催に向け、検問を実施するドイツ警察=AP

 【ワシントン=吉田通夫】先進7カ国(G7)と北大西洋条約機構(NATO)の首脳会議が、26日から続けて開かれる。ロシアのウクライナ侵攻による安全保障や経済への影響について意見交換するほか、いずれの会議も中国を強くけん制する見込み。NATOは初めて日本などアジア太平洋地域の友好国を招いて協力強化を目指す方針で、世界の分断を色濃く反映することになりそうだ。
 日本からはいずれの会議にも岸田文雄首相が出席。ウクライナのゼレンスキー大統領もオンラインで参加する。
 G7会議はドイツ南部エルマウで開かれる。米政府高官は22日、報道陣に「ロシアへの圧力を強化し、ウクライナを支援するための具体策を示す」と述べ、ロシアに追加の制裁を科す見通しを示した。世界的に高騰している燃料価格や食料問題など侵攻の影響と対策についても議論する。
 昨年合意した途上国向けのインフラ支援構想について、正式な立ち上げも発表する。中国の巨大経済圏構想「一帯一路」への対抗措置に位置付けている。
 NATO会議は29日からスペインのマドリードで開かれる。米政府高官は、2010年に改定した行動指針「戦略概念」を改め、ロシアの脅威を強調するほか「中国がもたらす課題への対応」を初めて盛り込む見通しを示した。会合には日本のほか韓国、オーストラリア、ニュージーランドの首脳を招き、協力強化を目指す。
 高まるロシアの脅威を受けて加盟申請したフィンランドとスウェーデンの扱いも焦点。NATOの態勢強化も打ち出すという。

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