ティファニー、買収最終合意 仏LVMH、1.7兆円

2019年11月26日 02時00分
 【ニューヨーク、パリ=共同】フランスの高級ブランドグループ「モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン」(LVMH)は二十五日、米宝飾品大手ティファニーを約百六十二億ドル(約一兆七千六百億円)で買収することで最終合意したと発表した。
 クリスチャンディオールやヘネシーなど既に七十超の高級ブランドや企業で構成するLVMHは、米国の老舗大手を傘下に入れることで宝飾品事業を強化し、米国市場への進出拡大を狙う。フランス紙レゼコーによると、LVMHにとって今回の買収額は過去最高という。
 LVMHは十月にティファニーと予備交渉を行っていると明らかにしていた。買収額は当初提示額の約百四十五億ドルから引き上げた。双方の取締役会は既に買収を承認。来年半ばまでに手続き完了を図る。
 LVMHのアルノー会長は声明で「世界で比類ない地位の歴史あるブランドをグループに迎え入れることを誇りに思う」と表明した。
 ティファニーは指輪やネックレスなど宝飾品を手掛け、ニューヨーク五番街にある本店が有名だが、最近は観光客の売り上げが低迷していた。LVMH傘下で、中国市場を強化したり、若い世代向けの商品を拡充したりして事業の立て直しを加速する。多くのブランドを傘下に持つLVMHの売上高は約五百億ドルに上るが、ティファニーは約四十四億ドルにとどまる。

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