葛飾区の保育園補助金過大支給 人件費以外なら返還求める方針

2022年6月24日 07時12分
 東京都葛飾区が私立認可保育園へ補助金計約五億一千万円を過大支給していた問題で、区は二十三日にあった区議会保健福祉委員会で、補助金の趣旨に沿って人件費に使われていない場合は返還を求める方針を示した。
 補助金はパート保育士を雇っている私立保育園に対し園児数などに応じて人件費として支給。二〇一八年度に職員が作った支給額の表計算ソフトを導入したが、計算式に誤りがあり二一年度までの四年間で七十二園に四千二百万〜三万円を誤支給していた。
 この日の委員会では、ソフト導入直後に四園から計算が誤っていないか問い合わせがあったが、子育て支援課職員が十分に確認せず「誤りはない」と答えていたことも分かった。
 補助金額はソフトを使って園側で計算。算定ミスの可能性を指摘したことがある園長は「保育士は人手が足りない状況で、区が『正しい』と言うのでその通りにしてきた」と話す。その上で「一部の区職員に業務が集中して周りがサポートできていなかったのでは。区の体制の問題でもある」と指摘した。別の園長は「人件費として使えば返還を求められないと聞いて安心した」と話している。
 区は、夏までに各園の補助金の使い方を調べ終えたいという。(太田理英子)

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