小糸川に「脱硫液」流出 君津の製鉄所 下流域へ注意呼びかけ

2022年6月24日 07時29分

一時、赤く染まった小糸川=君津市で(同市提供)

 日本製鉄東日本製鉄所君津地区(千葉県君津市)から、生産工程で使用する液体「脱硫液」が敷地外に漏れ出て、水路を通じて近くの小糸川に流出した。君津市は同川の人見大橋から下流の魚について、触ったり食べたりしないよう注意を呼びかけている。
 日本製鉄によると、脱硫液は、石炭をコークス炉で蒸し焼きにすると出るガスから硫黄分を除去するための液。八割は水だが、鉄と反応すると赤くなる「チオシアン酸アンモニウム」を含む。十九日午後に保管タンクからの流出を確認し、排水溝を遮断した。流出期間や流出量を調べている。
 県水質保全課は「チオシアン酸アンモニウムは、直接飲めば毒性はあるが、川で薄まり健康影響はない」としている。君津市環境保全課によると、十九日午後、水路で魚が数匹浮き、小糸川が赤く染まったのを確認した。注意喚起は、安全性の確認が十分とれるまで続けるという。(山本哲正)

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