参院選茨城 新人8人 候補者の横顔(上)

2022年6月24日 07時43分
 参院選(七月十日投開票)の茨城選挙区では、改選二議席を新人八人が争っている。各候補者が政治の道を志したきっかけは? これまでに取り組んだ仕事や、大切にしている信条は? 余暇の過ごし方は? 横顔を二回に分けて紹介する。(届け出順)

◆菊池政也(きくち・まさや)氏(37) 諸派 新
 生け花の腕前 家業にも

 幼い頃から政治に関心はあったが、長男を授かり子育てを始めたことがきっかけで、選挙への立候補を考えるようになった。「息子がこの先暮らす日本の未来に不安を覚え、変えるために動こうと思った」
 そんな時に出会ったのが、主にインターネット上で活動する参政党。四月に県内で開催された講演会に参加し、公募に手を挙げた。取り組みたい政策には、食料自給率の向上や郷土愛を醸成する教育を挙げる。
 家業の建築会社で役員を務め、多くの住宅を手がけてきた。家づくりで重視するのは堅牢(けんろう)性とメンテナンス性。政治でも、国民の命を守り続けられる政策の実現を目指す。
 趣味の生け花は草月流一般一級の腕前。「生け花を通じて、建築に生かせる感覚を得られる」と語る。
 妻、長男との三人暮らし。七月には次男が生まれる予定だ。(長崎高大)

◆堂込麻紀子(どうごみ・まきこ)氏(46) 無所属 新 立国
 アプリ駆使し食べ歩き

 イオングループのスーパーで働いて二十年余り。うち十四年は労働組合専従。労組の仲間から「次のステージに」と背中を押され、国政に初挑戦する。
 これまでは客や従業員に信頼される店長になるのが目標だったといい、「まさか政治家を目指すことになるとは」と自分でも驚いている。
 カンボジア出店の際は、現地で労組の設立に尽力。言葉の壁に苦労しながら実現にこぎ着けた。課題に直面しても、周囲と信頼関係を築いて解決を図れる粘り強さが長所と自認する。当時の仲間とは今もオンラインで連絡を取り合い、心の支えになっている。
 食べ歩きが趣味で、興味がある飲食店をスマホのアプリで記録しては訪れている。昔ながらの「町中華」は、一人でふらりと入ってしまうほどの大好物。のどかな風景を眺めて疲れを癒やすのも楽しみの一つだ。(保坂千裕)

◆佐々木里加(ささき・りか)氏(55) 維新 新
 「心は脳に」作品で表現

 現代美術家として活動。「心は脳にある」をテーマに、カラフルに脳を具現化した油彩画や立体作品を発表している。
 東京都出身で、今回の立候補のために県内に移住した。偕楽園(水戸市)や袋田の滝(大子町)、牛久大仏(牛久市)、そして神栖市の風力発電施設。「茨城には素晴らしいものがたくさんある」と感嘆する。
 両親の仕事の関係で転校が多く、自ら友だちの中に入っていく処世術を習得。握手をすれば気持ちが通じると信じる。知らない人の手を握り、直接、声が聞ける選挙は大好きという。
 女子美術大で非常勤講師を務め、学生たちに美術の楽しさを伝えている。学生が生活苦から進学をあきらめることがないよう、教育の無償化を訴える。
 趣味はカラオケ。「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」などのアニメソングが十八番だが「リクエストがあれば『天城越え』まで取りそろえています」。(林容史)

◆丹羽茂之(にわ・しげゆき)氏(30) N党 新
 元警官 趣味は動画視聴

 元警察官。事件を見聞きしたり、NHKの集金人を巡るトラブル相談を受けたりするうちに、社会への不信感を募らせたことが出馬のきっかけという。やりたいと思ったことはやり抜く性格に後押しされ、党の候補者選抜に応募した。
 趣味はインターネット動画の視聴。投稿サイト「ユーチューブ」で「NHKをぶっ壊す!」と訴える立花孝志党首に共感した。党の良さを「忖度(そんたく)しないところ」と断言する。
 自身の長所は「ポジティブで、人の目を気にせず思ったことを言えるところ」。誰が相手でも一歩も引かない姿勢は、政治家としても生きると自負する。今回落選しても、地方選挙に挑戦していくつもりだ。
 興味がなかった政治の世界だが、今は、皆が声を上げれば社会は変わると確信。被選挙権を得たばかりの三十歳の自分なら、若い有権者への選択肢になれると期待する。(保坂千裕)

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