熱海土石流 警戒区域解除に向け 市、8月上旬に説明会

2022年6月24日 08時00分
 静岡県熱海市伊豆山(いずさん)で昨年七月に発生した土石流災害で、斉藤栄市長は二十三日の市議会六月定例会で、原則立ち入りが禁止されている「警戒区域」について、解除に向けたスケジュールを示すため、八月上旬に被災者を対象にした説明会を開くと明らかにした。
 解除に向けては、逢初(あいぞめ)川上流部に新設する砂防ダムの完成や、土石流の起点部で落ち残った盛り土の不安定土砂の撤去、治水対策の進捗(しんちょく)状況を見ながら、一定の安定性が確保された後、国や県などと協議して判断すると説明。「解除は非常に重要で急ぐべき課題」との認識を示した。
 解除後は、河川や道路、ライフラインの整備を終えた場所から順次、帰還してもらうことを想定する。部分的な解除には「区域全体の安全確保が解除の要件と考えているので想定していない」と否定した。
 八月の説明会では、砂防ダムをはじめとする工事の進捗状況などを説明する予定。斉藤市長は「生活再建支援策についての市の方針も示したい」と述べた。
 警戒区域は、二次災害の恐れがあるとして、災害対策基本法に基づき、昨年八月十六日に設定した。今も応急仮設住宅などで約百三十世帯が避難生活を続けている。(山中正義)

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