JR三島駅南口東街区 再開発組合が設立 県認可受け工事着工へ加速

2022年6月24日 08時00分

JR三島駅南口東街区再開発事業の完成予想図

 JR三島駅南口東街区の再開発事業について、静岡県三島市は地権者や事業者らとつくる再開発組合が設立されたと発表した。今後は二〇二三年度の工事着工、二六年度完成に向け、実施設計などを進める。
 県が五月末、設立を認可した。再開発事業は高層マンションや商業施設の建設などを計画。広域健康医療拠点の機能を持たせ、市中心部のにぎわい創出も期待する。現時点での総事業費は二百九億円。うち八十四億円は国と県、市の補助金を利用する。市によると組合設立で、補助金を使うことができるようになった。
 現在の基本設計をより詳細にする実施設計のほか、現在の土地と建物の所有権などを再開発後の施設の所有権と置き換える「権利変換」計画の作成などの加速が期待できる。権利変換計画の認可は着工の際に必須で、認可は県が行う。
 県は組合設立は認可したが、事業に反対する一部市民の声を受け、川勝平太知事が地下水や環境への配慮を求める五分野十六項目の要請を出している。組合の対応が権利変換計画の認可に影響する可能性がある。市三島駅周辺整備推進課の担当者は「県の認可に関係なく、これまで同様、環境保全に努力し、丁寧な説明をしていく」と話した。
 組合設立に合わせ、事業の完成予想図も公開された。市は六月中に現段階の事業内容や説明資料を市ホームページで公開する予定。(渡辺陽太郎)

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