参院選東京 主な候補者の横顔(2)

2022年6月25日 07時18分
 改選数六に、三十四人が立候補した参院選東京選挙区の主な候補者の人物像を五回に分けて紹介する。(届け出順)

◆服部良一(はっとり・りょういち)さん(72) 社民 新
 趣味は園芸 雑草のごとく

 市民運動出身で、沖縄の基地問題に長く関わってきた。その縁で山内徳信元参院議員の公設秘書を務め、二〇〇九年に衆院議員に初当選し、一期務めた。立憲民主党との合流で揺れた二〇年に社民党幹事長に就任。党の再生に取り組む。
 機械メーカーに三十年以上勤めた。会社は二度倒産し、労組幹部や管理職として再建に携わった。退職後は非正規や派遣社員を経験し、低い時給で一日中働くシングルマザーや若者の実態を目の当たりにした。貧困格差の衝撃が政界を目指す原点という。
 国政での防衛費倍増や改憲の流れに異議を唱え、暮らし再建と護憲を訴える。趣味は園芸で、「踏まれても雑草のごとく生きる」との人生観にもつながる。(佐々木香理)

◆山添拓(やまぞえ・たく)さん(37) 共産 現<1>
 得意料理は「無限キャベツ」

 京都府出身。子どものころから社会問題に関心があり「新聞記者になりたいと思っていた」。母子家庭で育ち、奨学金を得て高校と大学に進学。今も月一万三千円の返済を続ける。
 大学でイラク戦争反対デモに参加して政治を意識した。弁護士時代は、過労死など労働事件に取り組んだ。二〇一五年の安保法制で「憲法そのものが壊される。許しちゃおけない」と、三十一歳で立候補を決意した思いは今も変わらない。
 初当選した一期目の国会質問は計二百六十回。「国会論戦で政治を動かそうとした六年だった」
 事実婚の妻と二人暮らし。得意料理は「無限キャベツ」と笑う。「休みが確保できたら、写真を撮りに行ったり山登りしたい」(長竹祐子)

◆竹谷とし子(たけや・としこ)さん(52) 公明 現<2>
 「初音ミク」フィギュア集め

 女性国会議員で唯一の公認会計士の資格が強みだ。社会で役に立つ力を身に付けようと大学入学後に一日十時間勉強し、四年生で合格。「アルバイトもしていたのでいつも眠かった」と振り返る。予算の使い方や税金の無駄削減策など、政治活動の中で公認会計士の視点が生きる場面も多い。
 人口約五千人の北海道標津町出身。小学生のころ、飢餓に苦しむ難民の子どもの姿をテレビで見て衝撃を受けた。「自分に何ができるだろう」。当時の自分への問い掛けが原点にある。
 幼いころの夢は漫画家。バーチャル歌手「初音ミク」が好きで家にはフィギュアがずらり。夫と愛猫三匹と暮らす。「ネコにはあまり相手にされないが、触っているだけで癒やされる」(三宅千智)

◆朝日健太郎(あさひ・けんたろう)さん(46) 自民 現<1>
 誰もが体動かす楽しさを

 「災害対策に特に力を入れてきた」。出身地の熊本地震をきっかけに政治を志したといい、国土交通大臣政務官を務めた実績と二期目への意欲を訴える。
 身長一メートル九九センチ。バレーボール日本代表からビーチバレーに転じ、北京、ロンドン五輪出場。政界に転身した。東京五輪は競技力向上の予算確保などに尽力。「誰もが体を動かす楽しさ、目標を持って努力するライフスタイルを感じてほしい」。自身もスキーやマラソンに挑戦し、普段は階段の昇り降りを心掛ける。
 中一、小五の二児の父。パパ友との交流で「共働き世帯の子育て負担の軽減が必要」と実感。洗濯、ゴミ出しなど「朝のルーティンがよりどころ」とイクメンぶりもアピールする。(土門哲雄)

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