参院選神奈川 主な候補者に聞く(上)

2022年6月25日 07時30分
 七月十日投開票の参院選には現職、元職、新人が計二十二人立候補している。このうち主な候補者十五人の経歴や実績、政治を志したきっかけなどをまとめた。それぞれ末尾には候補者自身に付けてもらったキャッチフレーズを太字で記載。二回に分けて紹介する。(届け出順)

◆寺崎雄介(てらさき・ゆうすけ)さん(50) 立・新
 困窮者支援制度改善を

 相模原市議を二期務めて県議になり、四期目途中の五月下旬に辞職、国政に初挑戦する。市議になってから「こんなに世の中に困っている人がいる」と実感、政治への思いを強めた。
 地方議員時代は生活保護受給の相談に乗るなどし、「国は現場で運用する自治体の意見を聞かずに制度を押しつける」とセーフティーネットの立て直しを提言する。大学生の息子と二人暮らしで、料理が得意。
 実績がある。だから具体策がある。

◆重黒木優平(じゅうくろき・ゆうへい)さん(35) N・新
 NHK見たい人だけに

 NHKの番組を見たい人だけが見られるようにするスクランブル化を目指し、受信料支払いを求めてNHKから裁判を起こされた人の支援にも取り組む。
 鹿児島県の奄美大島出身。十六年間スーパーで働き、コロナ禍で困窮する人を目の当たりにした。「『油が百七十九円から百九十九円に上がってしんどい』と言われたりした」。消費税などの引き下げを第二の公約に挙げる。目標は、淡々と仕事をする国会議員。
 NHKをぶっ壊す!

◆浅賀由香(あさか・ゆか)さん(42) 共・新
 仕事と家庭両立目指す

 八時間働けば普通に暮らせる社会へ。「小学生でも覚えられるフレーズ」を掲げる。東京電力福島第一原発事故翌年の二〇一二年に第一子を出産し、「脱原発を掲げる人が必要」と、その年の衆院選に出馬した。
 今回は立候補を表明後の昨年八月に第三子を出産。今年三月まで政治活動を休んだ。「フルに活動できたほうが評価される。でも妊娠しても出る権利はある」。家庭での時間も大切にしながらの活動を模索する。
 生活に政治を近づける

◆水野素子(みずの・もとこ)さん(52) 立・新
 専門性生かし政策提案

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)に一九九四年から勤め、宇宙ビジネスを推進してきた。文系で国際法が専門。「自分の専門性で政策を提案したい」と、三年前の参院選は東京選挙区、昨年は衆院選東京16区に出馬。四月に神奈川選挙区の公認候補に選出された。
 一七五センチの長身で、子どものころから目立った。男性の多い職場で苦労もしながら二人の子を育てる。趣味で温泉ソムリエも取得。
 宇宙かあさん水野もとこは国際派の即戦力!

◆橋本博幸(はしもと・ひろゆき)さん(39) N・新
 悩みある人を救いたい

 「発達障害を私なりに克服したつもり。悩んでいる人を救いたい」との思いから政治家を志した。
 子どものころから「心の自分と脳の自分」がいる感覚があり、学校の授業が全く耳に入らなかった。発達障害と診断されたのは大人になってから。つらかった経験を踏まえ、発達障害の子どもの特性に合わせた教育の実現を目指す。「発達障害の人に、一人で悩まずに仲間がいっぱいいると思ってもらいたい」
 人間賛歌パリピくん

◆三浦信祐(みうら・のぶひろ)さん(47) 公・現<1>自
 国と研究技術者つなぐ

 福島県出身で、防衛大准教授時代は材料工学を研究。東京電力福島第一原発事故を機に、「政治と技術者をつなぐ役割をしたい」と政治家になった。安全保障政策で政府に意見するとともに、任期後半は新型コロナウイルス対策で「がむしゃらに仕事してきた」。
 新型コロナワクチンや半導体を海外に頼る現状に危機感を抱く。「人材育成が重要」と、研究開発の振興を有権者に訴える。
 外交・安全保障のエキスパート

◆内海洋一(うつみ・よういち)さん(63) 社・新
 生活に直結の憲法守る

 趣味の欄に「市民運動」と書く。和歌山県新宮市で過ごした十代、水俣病や原発問題、部落解放運動に関わる活動に取り組んだ。高校卒業後、就職し、日本社会党に入った。勤め先のNTT西日本では長く労働組合の専従を続けた。
 信念を問われれば、「国民の苦難を軽減すること」と答える。「貧困と格差、平和の問題に直結するのが憲法だ。一人一人の生活を守る憲法を今こそ、実現する」と主張する。
 社民党の「無頼派」

◆三原じゅん子(みはら・じゅんこ)さん(57) 自・現<2>
 女性 がん患者の声代弁

 菅義偉政権の時代に厚生労働副大臣を務め、「十二年前の立候補時から掲げてきた」という不妊治療の公的保険適用を実現させた。現政権に代わってからは、こども家庭庁の設立に取り組み、厚労省と文部科学省の「縦割り」打破に挑む。
 二〇〇八年に子宮頸(けい)がんを患って子宮を全摘した経験を踏まえ、子どもを産みたい女性やがん患者の声を代弁する。自身を「人のためなら頑張れちゃう性格」と分析する。
 みんなの未来を守りたい

関連キーワード


おすすめ情報

神奈川の新着

記事一覧