首都圏の新規感染者数は微増傾向も、屋外・会話なし・距離取れればマスク外して

2022年6月26日 06時00分
<コロナ1週間・6月18~24日>
 政府は新型コロナウイルスと熱中症の対策の両立に向け、屋外では近距離で会話する場合を除きマスクを外すよう促している。東京都の新規感染者数は下げ止まったとの分析もあり、今後の動きに注意が必要だ。

◆ワクチン接種から時間経ち免疫減衰か

 厚生労働省のまとめによると、全国の新規感染者数(1週間平均)はこの1週間(18〜24日)、1万4000人前後で推移し、ほぼ横ばいだった。
 首都圏の1都3県は微増傾向にある。東京都の1週間(18〜24日)の新規感染者の合計は前週の約1.2倍に増えた。国立国際医療研究センターの大曲貴夫国際感染症センター長は23日、東京の感染状況について「リバウンドの兆候というより、下げ止まったと分析する」と話した。
 厚労省に助言する専門家組織の脇田隆字座長は、ワクチン接種から時間が経過して免疫が減衰していると指摘した。感染者増の要因として人出の増加も挙げたが、都医学総合研究所社会健康医学研究センターの資料によると、都内の主要繁華街の夜間滞留人口はコロナ前の2019年の同時期よりは約4割少ない。(小坂井文彦)


◆塩野義製飲み薬は審議継続、米国では生後6カ月から接種可能に

 塩野義製薬が開発した新型コロナの飲み薬について、厚労省の専門部会は22日、慎重な議論が必要だとして、承認の可否を判断せず審議継続を決めた。効能を評価する意見も出た一方で「臨床症状の改善は示せていない」と指摘も。7月中にも再び審議する。
 厚労省は、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のグループ会社のワクチンについて、製造販売を正式に承認した。国内で使える5種類目のワクチンだが、接種は原則自己負担が必要な見込み。
 3回目接種を終えた人は全人口の61.3%(23日公表)。20〜30代は5割に満たず、12〜19歳は3割を切っている。
 米疾病対策センター(CDC)は、接種の推奨年齢を生後6カ月以上に引き下げると発表した。ワクチンの種類により、接種用量や回数などが異なる。(柚木まり)

◆海外留学再開へ、コロナ前水準目指す

 厚労省は21日、夏場の屋外でのマスク着用は熱中症のリスクが高まるとして外すよう求めるリーフレットを作成しホームページで公開。徒歩や自転車での通学・通勤、運動時にはマスクは不要とした。屋内でも人との距離が2メートル以上あり、ほとんど会話をしない時は必要ないとした。
 自営業者やパートらが入る国民年金に関し、低所得を理由に保険料の納付を全額免除・猶予されている人が2021年度末時点で612万人に達し、過去最高を更新した。前年度より3万人増えた。厚労省が23日発表した。コロナ禍による経済悪化の長期化が影響したとみられる。
 文部科学省は22日、コロナ禍で減少した留学生について、27年をめどにコロナ前の水準に回復させる目標を明らかにした。受け入れ30万人超、日本人の海外留学10万人超を目指す。(坂田奈央)

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