参院選東京 主な候補者の横顔(3)

2022年6月26日 07時12分
 改選数六に、三十四人が立候補した参院選東京選挙区の主な候補者の人物像を五回に分けて紹介する。(届け出順)

◆及川幸久(おいかわ・ゆきひさ)さん(62) 諸派 新
 国際情勢解説 動画を配信

 米国や英国の金融業界で働いた経験を生かし、YouTubeで国際情勢を解説する動画配信を手掛けている。中国の人権問題や日米関係、欧州での脱炭素の動きなど幅広い話題を扱い、チャンネル登録者数は四十九万人を超える。
 趣味は世界各国の政治ニュースを見ること。「それが高じてYouTubeチャンネルをやるようになった」。世界から見た日本の課題も探る。投資会社に勤めた英国では、日本の公的年金資金運用のずさんさを感じる機会もあったといい、その経験が年金制度改革の主張につながっている。
 「私の支持者はYouTubeの視聴者。ファンは全国にいる」。インターネット上で培った影響力で支持を呼び掛ける。(佐藤航)

◆青山雅幸(あおやま・まさゆき)さん(60) 諸派 新
 休日はキックボクシング

 二〇一七年の衆院選で立憲民主党から立候補して初当選し、一期務めた。昨年秋の衆院選で落選後、再起のタイミングを計っていた。「政府の新型コロナウイルス対策は過剰だ。何とかしてほしいという周りの声に今こそ応えたい」と国会に戻る決意を固めた。
 父親が医療過誤に遭った経験から、「そういう人に寄り添ってきちんと調べてあげたい」と弁護士を志した。B型肝炎被害に遭った人の救済など医療関係の訴訟に二十年以上携わってきた。「向き合ってきた件数はトップクラスの一人」と胸を張る。
 休日はキックボクシングやピラティスで汗を流して気分転換。ダイエット中のため好物のラーメンやパスタを控えている。(加藤健太)

◆生稲晃子(いくいな・あきこ)さん(54) 自民 新
 「一瞬の出会いも大切に」

 乳がんが見つかった二〇一一年一月、健康番組のレギュラーを務めていた。「芸能界はイメージが大切」で、自身の元気なイメージを崩せば仕事を失うと思い、公表せずに治療と仕事を続けた。治療の副作用で強い倦怠(けんたい)感に苦しんだ。右胸は全摘した。
 がんが見つかって約五年後に公表。治療のつらさを隠しながら仕事を続けたことだけでなく、「仲間に隠し事をしていることが最もつらかった」。この経験から会社、主治医、心理カウンセラーなどが連携して治療と仕事の両立を目指す支援の重要性を訴える。
 かつてアイドルグループ「おニャン子クラブ」メンバーとして活躍。座右の銘は、一期一会。「一瞬の出会いでも大切にしたい」(西川正志)

◆松尾明弘(まつお・あきひろ)さん(47) 立民 新
 「日々進歩し変わりたい」

 東大を卒業後、NTTに入社し、ITベンチャーを起業。社長業と並行してロースクールに通い弁護士に。弁護士として十五年間働く中で、仕事を失ったり災害で家を失うなど不安や悩みを抱えた人を支援する中で、社会を変えたいと思うようになり政治の世界に飛び込んだ。二〇二〇年、比例東京ブロックの議員辞職に伴い繰り上げ当選したが昨年の衆院選で落選。
 大学時代はバレー部。自民現職の朝日健太郎さんがいた強豪チームと対戦。「ボロ負けした」といい、今回の参院選で当時の雪辱も期す。
 座右の銘は「松は古今の色を知らず」。「松は一年中青いが、実はどんどん変わっている。日々進歩し、変わっていきたい」と話す。(砂上麻子)

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