ウクライナ伝統工芸品 「ピサンキ」作りを体験 横浜で避難者ら20人参加

2022年6月26日 07時13分

青く染めたピサンキを手に持つウィラ・アントノワさん(中)=横浜市西区で

 横浜市がウクライナ避難民支援の一環で横浜国際協力センター(西区)に設けた交流拠点で二十五日、卵を使った同国の伝統工芸「ピサンキ」作りを体験する催しが開かれた。避難者ら約二十人が参加し、リラックスした様子でピサンキづくりを楽しんだ。
 主催は市国際交流協会。指導したのは川崎市在住の工芸作家テチャーナ・ソロツカさん(50)。ウクライナの避難民同士が知り合い「母国の雰囲気」を感じてもらおうと企画した。
 参加者は、中身を抜いた卵の殻に下書きされた「命」を意味する太陽と星の模様の上から、専用の道具で蜜蝋(みつろう)をすくって塗った。その後、好きな色の染料の入った容器に卵の殻を漬け、残った蝋を火であぶって溶かして完成した。
 参加者は制作の合間におしゃべりしたり、記念写真を撮ったりして交流した。ロシアの侵攻により、自宅近くの空港や以前働いていた工場が破壊され、娘と一緒に日本に逃れたというウィラ・アントノワさん(70)は、ウクライナの色の青に染めたピサンキを持ち「作ったのは初めて。難しかったが、楽しかった」と笑顔を浮かべた。
 ソロツカさんは「最初は恥ずかしがっていた人も、ピサンキを作りながら『どこから来たの』とか『子どもはどうしているの』と話すようになり、すごく良かった」と話した。
 市国際交流協会は今後も七夕や浴衣のワークショップを企画しているという。(加藤益丈)

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