長引く過度なロックダウンで中国東北部・丹東市民の不満爆発 ネット炎上で当局が火消しに躍起

2022年6月26日 20時32分
封鎖されたコミュニティの周りにフェンスを設置する労働者たち=13日、遼寧省丹東市で(DOUYIN @ 91244624が公開したビデオから抜粋=AP)

封鎖されたコミュニティの周りにフェンスを設置する労働者たち=13日、遼寧省丹東市で(DOUYIN @ 91244624が公開したビデオから抜粋=AP)

 【北京=新貝憲弘】中国東北部の遼寧省丹東市で、新型コロナウイルスの感染対策で約2カ月も事実上のロックダウンが続いたことで市民の不満が爆発、地元政府が対応に追われる事態になっている。
 人口約230万人の丹東市は、鴨緑江対岸の北朝鮮で感染が拡大した影響で鉄道は3月から、航空便は4月からそれぞれ運航が停止。4月下旬からは市内でも断続的に数人から数十人程度の感染者が出たことで商店を閉鎖、学校もネットで授業を行うなどの措置を取った。
 こうしたなか、父親(70)を病院に連れて行こうとした女性(41)が、感染対策を理由に外出を認めない警官ともみ合いになり拘留。ネット上で当局の対応に批判が続出すると、李楽成省長は23日に「一律に処理するのではなく、しっかりと生活物資の供給を行うように」と指示を出すなど沈静化に努めた。
 このほか感染者が出ている都市から来たというだけで隔離するなど過度な対応をとる地域もあり、中国政府は24日の会見で改善を求めたことを明らかにした。
 一方、5月末までロックダウンだった上海ではいまだに店内での飲食が禁止。明かりを消して違法営業する飲食店の様子がネットに流れたが、しばらくして削除された。

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