公示後初の日曜日、「大物」弁士が続々応援 元首相や党首ら

2022年6月26日 22時16分
 7月10日投開票の参院選東京選挙区(改選数6)は、2000年代以降で最多の34人が立候補している激戦だ。序盤から元首相や各党党首級、有名知事ら「大物」とされる応援弁士が連日応援演説に立ち、それぞれの政策や他党との違いをアピール。公示後初の日曜日となった26日も、6月としては異例の猛暑の中、熱い訴えが響いた。(参院選取材班)

参院選候補(手前右)の応援に駆けつけ有権者とタッチする応援弁士(同左)=東京都内で(一部画像処理)

 「驚愕きょうがくした。今、金融引き締めをやったら大変なことになる。あの悪夢のような時代に戻る」
 自民党の安倍晋三元首相は22日の公示日の新人の出陣式で、立憲民主党の泉健太代表が金融緩和の見直しに言及したことを批判した。首相時代から旧民主党政権を批判する際に使う「悪夢のような」の表現を持ち出し、語気を強めた。
 自民は新人を安倍派の国会議員らが、現職を菅義偉前首相らが街頭で支援。25日には岸田文雄首相が両候補の元に駆け付けた。
 立民の泉氏は23日、新人の応援演説で反論。「安倍さんもやばいと思い始めている。安倍さんは攻撃されると大きな声で演説する」。さらに「アベノミクスでまったく金利を動かせなくなった。(首相は)代わったが、金融緩和と円安、物価高を強いているのは変わりがない」と、自民への対抗心をにじませた。
 現新2人が挑む立民は、新人が知名度で劣るため支援体制を集中。枝野幸男前代表も応援に入った。
 26日は、日本維新の会副代表の吉村洋文・大阪府知事が新人応援で「自民党政権は強いが、ちょっとなめくさっていないか。国民に負担ばかり押し付けて政治家は改革をやっていない」とエンジン全開で政権批判。自民に提案したという食料品に関する減税を例に「自民党は知らんぷり。血の通った政策をしてくれているか」と訴えた。
 東京都の小池百合子知事は公示日以降、連日、自らが特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」代表の諸派新人の応援入り。24日は、自民党などを念頭に「大きな政党では党の政策にすると東京が消えてしまう。大きな政党が議席を増やしても東京の声は実は届いていない」と強調した。
 共産党の志位和夫委員長は現職の第一声の演説で「戦争か平和か、日本の命運がかかった選挙。ロシアの蛮行に乗じて、岸田政権や維新の会などは、敵基地能力、軍事費2倍、9条を変えろを大合唱している」と非難。れいわ新選組は、代表自らが東京選挙区に立候補。比例代表の候補らと連日、都内を遊説に回り「一人一人の購買力を上げ、社会にお金が回るための一丁目一番地が消費税廃止」と政策の浸透を図る。
 社民党の福島瑞穂党首は公示日の新人応援で護憲をアピール。NHK党の立花孝志党首も都内で第一声を行った。公明党も山口那津男代表が現職の応援に入る方向で調整している。

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