<記者だより>自分を好きになって

2022年6月27日 07時43分
 千葉県流山市内で子ども食堂を運営するピアニスト金川聡美さん(41)の会員制交流サイト(SNS)投稿は、次の自己紹介から始まる。
 「ミセスユニバースジャパン2022 ファイナリスト No.9金川聡美です」
 二〇一七年に南流山子ども食堂を立ち上げた金川さんは、子どもの貧困問題と向き合い、共生社会の実現を願ってきた。しかし、困窮家庭が抱える問題は根が深く、中には自己肯定感を持てなくなった母親も。ミセスコンテストへの出場は「自分を好きになることを忘れないで」というメッセージでもある。
 金川さんは「望めば必ず人は輝けると思うし、望む人生を手に入れられると強く信じている。それを困難な状況にある人に伝えたい」と力を込める。
 七月十五日の日本大会に向け、金川さんはこの半年間、スピーチ、ウオーキング、メイクなどさまざまなスキルを磨き、SNSに投稿してきた。自分を大好きになる挑戦は、周囲にも明るい影響を与えた。
 今まで助けられる側にいた人たちが「私もボランティアがしたい」「今度は私が聡美さんのように誰かのためになりたい」と言い出した時はうれしかったという。人は優しさを受けたら、今度は優しさを返すことで幸せになっていく−。そんな思いを強くしている。(牧田幸夫)

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