「国債は借金、癖になったら大変」 防衛費増の財源問題で公明代表が自民けん制

2022年6月28日 19時23分
公明党の山口那津男代表

公明党の山口那津男代表

 公明党の山口那津男代表は27日夜のBSフジ番組で、政府・自民党が来年度以降の増額を目指す防衛費の財源について「国債は借金で、癖になったら大変だ。安易に頼るべきではない」と述べた。財源の議論を棚上げし、国債頼みに傾く自民党の姿勢をけん制した発言だ。
 山口氏は、政府に対する国民のニーズが多様化する中、予算編成にあたって「特定の分野で国債を発行するのは避けようとしている」と指摘。防衛費だけ例外扱いにするのは「国民の理解を得るのはなかなか難しいのではないか」と強調した。国の歳出は原則、借金以外で賄うと定める財政法を踏まえて「財源は基本的には税だ」とも語った。
 自民党は参院選で、米欧の軍事同盟・北大西洋条約機構(NATO)が掲げる軍事費の対国内総生産(GDP)比2%目標を念頭に「来年度から5年以内に必要な予算水準の達成を目指す」と公約。財源には触れていないが、安倍晋三元首相や高市早苗政調会長は国債を充てる考えを示している。岸田文雄首相(党総裁)は、政府が年末に予定する外交・防衛の長期指針「国家安全保障戦略」などの改定作業を通じ、防衛力強化の内容と予算規模、財源を「一体的に考えていく」と説明している。(川田篤志)

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