参院選茨城 8候補者アンケート(2)東海第二再稼働

2022年6月29日 07時14分
 最近のエネルギー価格高騰を受け、原発再稼働を求める声も強まっている。一方、日本原子力発電が再稼働を目指す東海第二原発(東海村)を巡っては、三十キロ圏内の自治体が実効性ある広域避難計画を策定できる見通しは立っていない。候補者アンケートの二問目では、東海第二再稼働への賛否を問い、百字以内で理由も答えてもらった。(届け出順)
 「賛成」は五人。加藤氏は、カーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)が達成されるまでの間は、発電段階で温室効果ガスを排出しない原発が必要になるとの考えを示した。佐々木氏は「安全性が確認できれば」と追記した上で、「可能な限り速やかに再稼働する」とした。
 「反対」と回答した二人のうち、大内氏は「老朽化」と「(三十キロ圏に暮らす)九十四万人の安全な避難は不可能」の二点を理由に挙げた。
 堂込氏は選択肢を削除して「△」と記入。「関係自治体や住民の理解を得た上で是非を判断すべきだ」と説明した。(長崎高大)

◆質問

A 東海第二原発の再稼働に賛成か、反対か。
B その理由。

◇菊池政也(きくち・まさや)氏(37) 諸派 新

A 賛成。
B エネルギー危機がある中での賛成だが、当然ながら避難経路等、議論をしっかり進めていく必要がある。

◇堂込麻紀子(どうごみ・まきこ)氏(46) 無所属 新 立国

A (選択肢を削除して「△」と記入)
B 新規制基準に適合した原子力発電所については、関係自治体および住民の皆様の理解を得た上で再稼働の是非を判断すべきである。

◇佐々木里加(ささき・りか)氏(55) 維新 新

A (「安全性が確認できれば」と追記して)賛成。
B 安全性が確認できた原発は、可能な限り速やかに再稼働します。長期的には、エネルギー安全保障確保や脱炭素社会実現とのバランスの中で、既設原発で老朽化したものについては市場原理の下でフェードアウトさせます。

◇丹羽茂之(にわ・しげゆき)氏(30) N党 新

A 賛成。
B (無回答)

◇加藤明良(かとう・あきよし)氏(54) 自民 新 公

A 賛成。
B カーボンニュートラルの時代に完全な適応ができるまで原発の必要性はなくならないと思う。

◇村田大地(むらた・だいち)氏(45) N党 新

A 賛成。
B (無回答)

◇大内久美子(おおうち・くみこ)氏(72) 共産 新

A 反対。
B 老朽原発を延長運転させるなど危険極まりないことです。原発での大事故は深刻な環境破壊を招き、地域社会を破壊してしまいます。94万人の安全な避難など不可能です。東海第二原発は廃炉にすべきです。

◇仲村渠哲勝(なかんだかり・てつまさ)氏(80) 無所属 新

A 反対。
B 再稼働には絶対反対です。人間にとっては命より大切なものはない。いかなる避難対策をしても放射能の広がりを阻止することはできない。それは福島から取手まで放射能が飛んできた事実で明らかです。

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