<行ってみたら>新横浜ラーメン博物館 30周年へ あの「銘店」もう一度

2022年6月29日 07時28分

昭和30年代の街並みを再現した館内

 全国各地のラーメンを飛行機に乗らずに食べに行ける−をコンセプトに、新横浜ラーメン博物館が開館して今年で28年。30周年に向けて、来月から“ラー博史上最大”を掲げるプロジェクト「あの銘店をもう一度」が始まる。(村手久枝)

◆第1弾は井出商店(和歌山)

和歌山ラーメンを代表する井出商店の「中華そば」

 これまで同館に出店した全国の銘店50店のうち約40店(現在出店中を除く)が、1店ずつ3週間ごとに復活。いわば「30年間を2年で味わいつくせる」企画だ。
 第一弾(7月1〜21日)は、1998年10月に出店した和歌山県の「井出商店」。創業は1953(昭和28)年。豚骨醤油(しょうゆ)のトロリとしたスープが特徴的で、ストレートの細麺、かまぼこ、チャーシュー、メンマ、青ネギといったシンプルな具材は、屋台時代そのままの素朴さ。この一杯が和歌山ラーメンを有名にし、今ではすっかり根付いた「ご当地ラーメン」ブームの火付け役となった。館内での連続行列日数(238日間の出店期間中一度も途切れず)、最大待ち時間(3時間半)、1日平均杯数(23席で893杯)の記録は現在も破られておらず、トップバッターにふさわしい店といえる。

「牛乳屋食堂」のラーメン

 第2弾(7月22日〜8月11日)は福島県会津若松市で90余年の歴史を持つ「牛乳屋食堂」、第3弾(8月12日〜9月1日)は「極太麺・濃厚つけダレ・魚粉」が特徴的なつけ麺のスタイルを確立した埼玉県川越市の「頑者(がんじゃ)」と続く。

「頑者」のつけめん

 ラーメン店が並ぶフロアは昭和30年代の街並みを再現。昭和レトロブームと相まって、若年層の来館も増えている。「おかげさまでご当地ラーメンは広まりましたが、改めて注目してもらい、各店がある現地にも足を運んでほしい。アンテナショップ的に、ここに出てもらい、地方活性化につながればと、思いを込めています」(代表取締役・岩岡洋志さん)
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 横浜市港北区新横浜2の14の21。11〜21時(土日祝は10時半から)。無休(年末年始を除く)。入館料大人380円、学生100円、未就学児無料。60歳以上100円。(電)045・471・0503

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