参院選埼玉 主な候補者のアンケート(3)夫婦別姓・同性婚 機運の高まり反映

2022年6月30日 07時26分
 参院選候補者アンケート三問目は、選択的夫婦別姓と同性婚の導入について。それぞれに賛成か反対か選択してもらい、理由や意見も尋ねた。
 主な候補者十二人のうち「どちらも賛成」が八人と前向きな回答が目立ったが、選択的夫婦別姓では目指す制度の形に違いも見られた。「どちらも反対」は二人。「選択的夫婦別姓のみ賛成」と「無回答」が各一人だった。
 近年、県議会では選択的夫婦別姓の導入を求める意見が党派を超えて上がり、性的少数者(LGBT)のカップルを公的に認める「パートナーシップ制度」も県内自治体で広がりつつある。一方で、選択的夫婦別姓、同性婚ともに国会では保守派を中心に慎重な意見が根強く、アンケートでも同じ傾向がみられた。

◆「どちらも賛成」

 高木真理さん(立憲民主党)は「一人一人の人権が尊重されるべきだ」と回答。梅村早江子さん(共産党)は「夫婦同姓の強制はやめるべきだ。個人が夫の姓と妻の姓のどちらを名乗ろうが、自由にすべきだ」と訴えた。西美友加さん(れいわ新選組)は「多様性を認め合い、誰ひとりとして取り残されないように、少数派の人権を保障し、その犠牲を適正に補填(ほてん)する福祉国家の理念の実現を目指す」とした。
 加来武宜さん(日本維新の会)は「賛成」と回答したが、独自の「維新版 選択的夫婦別姓制度」の創設を主張。戸籍で夫婦同姓とすることは変えず「旧姓使用にも一般的な法的効力を与える」と説明した。同性婚を認め「性的少数者への不当な差別を防ぐ施策を推進する」とも答えた。

◆「どちらも反対」

 上田清司さん(無所属)は、選択的夫婦別姓については「どちらかと言えば反対」、同性婚は「現時点ではどちらとも言えない」との考えを示した。その上で「国民の性的少数者へのさらなる理解増進は必要であるため、そのための施策は重要と考える」とした。
 湊侑子さん(諸派)は「個性や多様性は尊重されるべきだが、無制限に認めれば社会は混乱する」と主張した。

◆その他

 選択的夫婦別姓のみ賛成とした西田実仁さん(公明党)は、同性婚については「まずは自治体パートナーシップ認定制度を推進し、性的指向と性自認に関する理解増進法の成立を図りたい」と説明した。
 ただ一人、選択肢を選ばなかった関口昌一さん(自民党)は「現時点では社会的コンセンサスが行われているとは言えないため回答は保留」とした。

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