【スライドショー動画あり】歓声待ちわびて 新国立競技場、あす完成

2019年11月29日 02時00分

◆2014年6月 取り壊し前

取り壊し前の国立競技場

◆2016年9月 更地になった

本格的な建設工事が始まる前、更地の国立競技場跡地。隣接する明治公園と日本青年館も取り壊された=2016年9月1日、東京都新宿区で、本社ヘリ「あさづる」からから

◆2017年11月 新競技場の輪郭が現れる

スタンドが立ち上がり始め、輪郭を現した新国立競技場=2017年11月1日、東京都新宿区で、本社ヘリ「おおづる」から

◆2018年7月 スタンド立ち上がり屋根ができ始める

スタンドが立ち上がり、屋根ができはじめた新国立競技場=2018年7月2日、東京都新宿区で、本社ヘリ「あさづる」から

◆2018年11月 屋根の建設が続く

屋根の建設が続く新国立競技場=2018年11月1日、東京都新宿区で、本社ヘリ「おおづる」から

◆2019年11月 工事が完了

工事が完了した新国立競技場=写真は本社ヘリ「あさづる」「おおづる」から

 銀の屋根の下にはスギの縦格子が並べられ、外周にはケヤキやツバキの植え込みがちりばめられる。「木漏れ日」をイメージした観客席は黄や緑がモザイク模様。30日に完成を迎える新国立競技場を設計者の隈研吾氏は「杜(もり)のスタジアム」と名付けた。
 すり鉢状だった旧競技場は開放された上空から太陽が存分に注ぎ、幾多の名勝負を照らしだした。新たな競技場はドーナツ形。雨にぬれないように全ての観客席が屋根で覆われる一方、屋根の一部をガラス張りにすることで芝生養生に必要な日光をとりこむ。
 決して全ての国民に誕生を望まれたわけではない。旧競技場の解体を悲しむオールドファンは少なからずいた。当初のザハ・ハディド氏によるデザインはあまりの奇抜さと高額な工費で批判を巻き起こし、白紙撤回を余儀なくされた。圧縮してなお約1600億円に及んだ工費や、不透明な維持管理費は今も度々やり玉に挙がる。
 東京五輪・パラリンピックの熱狂を待つかのように、神宮の森にひっそりたたずむ新スタジアム。先代のように愛される「聖地」となれるのだろうか。(文・原田遼/写真・坂本亜由理、安江実、笠原和則、中西祥子)

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